トップページ > 記事閲覧 
「ジャイアントロボ」脚本:今川泰宏/漫画:水田麻里
投稿日 : 2003/02/17 21:50
投稿者 Excalibur
参照先
原作:横山光輝 脚本:今川泰宏 漫画:水田麻里

この題名を聞いて横山光輝のコミックを思い浮かべる人よりも、やっぱり東映の実写版TVを連想する人の方が多いんだろうな。だがこれは原作コミックを母体に、他の横山作品からキャラを借りまくり、大鍋にぶち込んでゴッタゴタに煮込んで作り上げたOVAシリーズ『ジャイアント・ロボ THE ANIMATION/地球の静止する日』を、同時期に今川監督自らがシナリオを書いてコミカライズさせたものである。
アニメの方は当初の予定から遅れまくり、全七巻の長丁場を完結させるのに6年近く費やしたが、こちらのコミック版は全2冊で比較的スンナリとまとまった(掲載誌が隔月刊だったために2年以上かかってはいるけど)。
その発端部分はアニメ版と大差ないが、分量が分量だけにかなりあっさりとしたもの。物語も簡素化され、キャラクターも単純化されているので、アニメ版にあったジラしまくりの戦法や独特のケレン味は皆無。あの濃さが好きな人には薄味すぎるだろう。
ただ途中からアニメ版とは大きく離れ、コミック版にしか登場しない人物も出てくるのでなかなかどうして侮れない。国際警察機構のエージェントとしては<不死身の忍者・天鬼>が重要な役回りを担っているし、BF団のボスであるビッグ・ファイアも直轄の護衛団”三つのしもべ”を率いて現れ(勿論アニメ版同様、アノ人なわけですが)、更に更にラストには国際エキスパートの首領として意外なお方が出て来たり(ビッグ・ファイアがアノ人なだけに、ある意味当然?ではあるんだけどね)、と興味深い展開は続く。OVAが気に入った人は一読の価値あり、としておこう。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -