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「シュプリヒヴェルター ブーフ 〜近衛教授の優雅な午後〜」 駒井悠
投稿日 : 2005/10/24 15:31
投稿者 久保田r
参照先
2002年6月21日 (株)講談社 アフタヌーンKCDX

 何やら洒落たタイトルとミステリーな雰囲気の表紙に絆されて買うと、「全然中身とちゃうやん!」と芸人よろしくツッコミを入れたくなるコミック。描いてあるのは、日本のことわざの説明で、ことわざの語源や使用法を個性的なキャラでコメディタッチで紹介している。一つのことわざに一ページというペースなので、飽きることなくポンポンと読んでいくことが出来る。

 表紙は「明智小五郎と少年探偵団」の雰囲気。眼鏡をかけている美青年探偵・近衛大悟が、ことわざを教える教授役で、その生徒役は、甥の二ノ宮裕輝と姪の二ノ宮夏樹。この三人に近衛大悟の弟たちや弁護士が絡み、ドタバタと進んで行く。キャラの設定が、昨今のウケる傾向に乗っ取って、近衛大悟が甥の二ノ宮裕輝に一目惚れをしていたり、近衛大悟のすぐ下の弟はニューハーフであったりと美青年・美少年同士での絡みがメイン。紅一点の二ノ宮夏樹が、果敢に普通の人の役割を果たしている。この二ノ宮夏樹の強気な性格が快感。変な感じのコミックだけど、妙に気にかかる本。何となく忘れられない。
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