小学館「週刊　ビッグコミックスピリッツ」にて連載されていた作品。主人公は、型破りな性格で絶世の美女の小学校教師・五十嵐一女（イガラシ イオナ）で、産休の教師の代わりに5年4組の担任となり、生徒たちを従えて学校でやりたい放題するという内容。イオナがえこひいきしていた生徒は、遠藤秀くん。体育館のトイレで出会い、以後、卒業までひいきし続ける。秀くんにキスを教え、秀の父親ともキスをした。

　イオナは、教師としてはあるまじきな行動ばかりで、二日酔いで授業をしたり、奇抜なファッションで授業をしたり、たまに下着姿で授業をしたり、理科室にあるアルコールランプのアルコールを飲んじゃったり、午前中に帰っちゃって午後の授業はほとんどしたことがないなどなど、こんな教師漫画にしかいねーよ！というツッコミを思わずしてしまいたくなるようなそんな破天荒な教師。

　とにかくナイスバディで綺麗で教師にしておくのは惜しいくらいの絶世の美女で、どんな高飛車な態度を取っても滅茶苦茶な行動を取っても「イオナならばあり得る」と納得してしまうところが、イオナの凄いところ。そして、5年4組（進級して6年4組）の生徒たちは、そんなイオナと付き合ううちに反発をしながらも勉強以外のことをたくさん学び取り、遂にはイオナを守るために1年留年して7年4組として小学生をもう1年送る道を選択する。それは、現実的には全くあり得ないことなのだけれど、小学校をもう1年過ごしたいという多くの人が一度は願ったことがあるであろう夢が漫画という形で叶えられてあり、イオナのような絶世の美女教師も現実ではあり得ないけれども、もしそんな教師がいたらどうなるんだろう…という「ｉｆ」が、この漫画では楽しく描かれている。

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