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「日本フィル 第131回サンデーコンサート」
投稿日 : 2003/04/03 21:55
投稿者 Excalibur
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第1部:POPSのスーパー名曲集
  世界は日の出を待っている(宮川泰・編曲)
  恋は水色(宮川泰・編曲)
  シバの女王(森岡賢一郎・編曲)
  ルンバ・キャリオカ(森岡賢一郎・編曲)
  二人の天使(川口真・編曲)
  アローン・アゲイン(前田憲男・編曲)
  ティコ・ティコ(前田憲男・編曲)
  宮川泰・作曲:交響組曲「宇宙戦艦ヤマト」(ヴォーカル:川島和子)
    1.宇宙のテーマ 2.ヤマト(発進) 3.決戦 4.大いなる愛

第2部:ミヤガワ・ミュージック・ワールド
  エルマー・バーンスタイン作曲:荒野の七人(宮川泰・編曲)
  中田章・作曲:早春賦(宮川泰・編曲)
  宮川泰ほか作曲:ザ・ピーナッツ・メドレー(宮川泰・編曲)
  宮川泰・作曲:ゴセックの「ガヴォット」による変奏曲
  宮川泰・作曲:TVテーマ曲メドレー
  J・ウィリアムズ作曲:「スターウォーズ」よりメインタイトル

指揮とお話し:宮川泰
ヴォーカル:川島和子

コンサートマスター:木野雅之

2003/3/30 14:00  東京芸術劇場

主催=日本フィルハーモニー交響楽団/日本フィルハーモニー協会
協賛=前田建設工業株式会社

スプリング・ポップス・コンサート(3/27 19:00〜)も同内容
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音楽バラエティショー
投稿日 : 2003/04/03 21:57
投稿者 Excalibur
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”作曲・編曲・指揮とお話し”と冠された宮川先生のコンサートである。コンサートかトークショーかというバラエティに富んだ内容で、相変らずダジャレ連発の小ネタ爆発。よく「音楽」は「音を楽しむ」ことだと言われるが、このコンサートは正に「音を楽し」ませてくれる。「早春賦」をワルツ調にアレンジして演奏したり、「スター・ウォーズのテーマ」を指揮する際には、あの「紅白歌合戦」のラストで使う電飾入りの指揮棒を持ち出して振ったり、とサービス精神旺盛でエネルギッシュな宮川先生であった。その最たるモノが「ガヴォット」で、サンバ風、ブギウギ風、ボレロ風、ワルツ風・・・と様々なアレンジを施し聴き比べが楽しめる。同じメロディーでもアレンジ次第でここまで変わるんだということは、普段音楽をあんまり聴かない人にも新鮮な驚きとして受けとめられただろう。
そして宮川先生のコンサートということは、自作曲の演奏も勿論ある。ザ・ピーナッツ・メドレーでも何曲か引用しているし、TVテーマ曲メドレーでは「昼のプレゼント」「シャボン玉ホリデー」「ゲバゲバ90分」「二人のビッグショー」「ズームイン!!朝!」「午後は○○おもいッきりテレビ」などお馴染みの曲も楽しめる。だけどやっぱり「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」!! これである。この曲と「スター・ウォーズのテーマ」を生で聴きたいがために、このコンサートに足を運んだようなものだし。
で、その「ヤマト」。先ずは流れてくるのはあの「無限に広がる大宇宙」(という曲名で落着いたようだ。着メロ・サイトでもそう表記されているし)のメロディー。近年の演奏会で使われる「序曲」短縮版で、スタート直後からスキャットが流れるヴァージョンである。歌うは勿論川島和子、なのだけど悲しいかな、イメージがかなり違う。もうあの伸びやかな高音部は出ないのだろうか。聴いているとちょっと辛い・・・。
気を取りなおして(?)、スキャットに続くのはテーマソング。今回は宮川先生自ら熱唱、しかもデュエットで。こういうコンサートだからこそ許されるお遊び感覚だ。さらに曲は「決戦」そして「大いなる愛」へと続いていく――。やっぱり「ヤマト」はええなぁとしみじみ感じ入った一時であった。ただ客層は、ザ・ピーナッツあたりのファンと逆にグーンと若い層に分かれている感じで、肝心の「ヤマト」のコアなファン層は少なめの印象。そのせいか、反響がイマイチだったのが残念・・・。
休憩挟んで、コンサートは2時間弱(正味一時間半)。アンコールはエルガーの「威風堂々」だった。この企画、今回が2度目なのか3度目なのかは知らないけど、次の機会もあったら是非また聴きに行きたいものだ。
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