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「ギュネイ・ガス」
投稿日 : 2002/01/17 23:17
投稿者 久保田r
参照先
ネオ・ジオン軍、MSN-03ヤクト・ドーガのパイロット。強化人間。
映画「逆襲のシャア」に登場。声は、山寺宏一さん。

当初、鼻持ちならないヤツ、という印象だったのですが、少しずつ見方が変わって、今は割と気になるキャラになりました。設定資料に描かれている絵がかっこいいんです。こんな表情や、こんなスタイルの絵も設定されてあったのか、と、新発見するところが多く、彼の内面について考えるようになりました。
資料に、「強化人間の割には結構マトモ」と、書いてあるのですが、確かに彼は、他作品に登場する強化人間と合わせ見ても、最も普通の人に近い感覚がします。とはいえ、ネオ・ジオン軍は、総帥シャアからして天然のニュータイプでありながら、キレがちでしたから、シャアまでを含めたネオ・ジオン軍のニュータイプの素養のあるキャラという範疇でも、ギュネイは、普通の人の感覚に近いような気が致します。(ええ、まぁ、これは、あくまで私見ですが)
一年戦争のコロニー落としで両親を亡くしていることが、シャアに全幅の信頼を寄せない起因となっていて、アムロとクェスとの出会いでそれはさらに増長し、戦い後半には、シャアもアムロも彼にとって蹴落とす存在となります。しかし、彼は、クェスにこだわるあまり、アムロによって撃ち落とされてしまいます。一時は、アムロを追い詰めるまで切迫し、ロンド・ベルの核ミサイルを全て阻止するという活躍まで見せたましたが、戦いの流れの中では、アムロに撃ち落とされるシーンでは、意外なほどあっさりと処理されていました。あんまりあっさりとしていたので、いつギュネイ機が撃墜されたのかその瞬間が分からなかったほどでした。(私がMSを見分ける力が弱いから、というのもありますが・・・)
終始若さを放出させ、自らの存在感をアピールしたギュネイ。彼は、氷で作られたナイフの上を歩くような危うさがあると常々感じているのですが、若さから出る攻撃的な表面の裏にある彼の内面に興味を惹かれます。
強化人間にならなくても強いパイロットになれたのではないか、と、感じています。あれだけの気の強さと器量の良さがあれば、ファンネルは撃てなくても、1個大隊の長にはなれたのではないかなぁ・・・と、思うのですが、考えてみればギュネイが強化される前の姿を見ていないので、これはもう私の勝手な憶測であります。
山寺宏一さんの演技が光って、強化人間に特有な不安定さと、生来の若さから来る向こう意気の強さが織り混ざった、魅力あるキャラクターに仕上がっています。
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