1995年12月13日

（1）フロム・ザ・ニュー・ワールド
（2）コンチェルトe-moll
（3）白鳥の湖
（4）愛のよろこび
（5）ダッタン人の踊り
（6）くるみ割り人形
（7）チャイコフスキー・コンチェルトNO.1
（8）モルダウ
（9）トルコ行進曲
（10）水族館
（11）春
（12）タンホイザー
（13）トゥ・ラヴ・ユー・モア

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　クライズラー＆カンパニーは不思議且つ斬新なユニットで、クラシックの名曲をポップにアレンジし、元のメロディは失わず、その上に自分たちの音楽を被せた独自性のあるユニット。惜しまれながら解散したが、メンバーはヴァイオリン奏者の葉加瀬太郎を始め、全員東京芸術大学音楽部の出身で在学中に結成された。

　このアルバムは、ドラマ『恋人よ』の主題歌、セリーヌ・ディオンのヴォーカルの「TO LOVE YOU MORE」の大ヒットを受けてリリースされた入門編ベストアルバム。クラシックの名だたる名曲がチョイスされ、最後に「TO LOVE YOU MORE」のインストゥルメンタルで締めている。

　彼らには、クラシックの独自アレンジの他にオリジナル曲もある。敢えてこのアルバムではヒット曲「TO LOVE YOU MORE」以外全てクラシックなのは、クライズラー＆カンパニーの主軸をはっきりと知らしめるのと、より多くの人に自分たちを知ってもらいたかったからに他ならないと思う。彼らの音楽の基本中の基本を名曲と共に味わえる。そんな手に取りやすいアルバムがこのアルバムである。

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