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「≪断頭台への行進≫15連発!!」 
投稿日 : 2004/01/12 23:33
投稿者 Excalibur
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<ベルリオーズ生誕200年企画>ということでこんなアルバムが出た。
見ればわかる通り、ベルリーズの「幻想交響曲 作品14 ある芸術家の生涯の挿話」から、第4楽章「断頭台への行進」のみを15通りもの演奏で聴き比べちゃおう!というイロモノCDでありまする。だいたいこの曲は愛するあまりに恋人を殺してしまった芸術家が、死刑を宣告されて断頭台へと引かれて行くという場面を描写したもので、自身の報われない恋を投影したものだというから恐れ入る。だからこんなに狂気に満ちているんだろうか。

さてこんなものを連発で聴かされた日にゃ気が狂いそうだが(「熱狂と倒錯の渦に呑まれる快感!」というコピーもまんざらではない) 、同じ曲でも指揮者の解釈、演奏者の違いによってこうまで変わるのか、という格好のサンプル盤でもある。おまけに演奏時間まで違うし。
最短は小澤/ボストン響で4分05秒。それに次ぐ短さのストコフスキー/ニュー・フィルハーモニアだとテンポが良いなぁという印象だが、こちらは軽くてスカスカな感じ。逆に一番長いのはレヴァイン/ベルリン・フィルの7分10秒だが、不思議とダラダラと長いという感じは受けない。まこと音楽とは不思議なものである(大半は5分前後)。
なお収録は録音年代順に並べられていて、1951年録音のベイエヌ/ロイヤル・コンセルトヘボウは唯一のモノラル音源。最新は1993年のミュンフン/パリ・パスティーユのもの。
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ベルリオーズ:幻想交響曲 第4楽章≪断頭台への行進≫
投稿日 : 2004/01/12 23:33
投稿者 Excalibur
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1. エドゥアルト・ヴァン・ベイヌム指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
2. ピエール・モントゥー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
3. ウィレム・ヴァン・オッテルロー指揮 ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団
4. イーゴル・マルケヴィッチ指揮 ラムルー管弦楽団
5. シャルル・ミンシュ指揮 ハンガリー放送管弦楽団
6. エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団
7. レオポルド・ストコフスキー指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
8. 小澤征爾指揮 ボストン交響楽団
9. ズービン・メータ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック
10. シャルル・デュトワ指揮 モントリオール交響楽団
11. ジェイムズ・レヴァイン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
12. サー・コリン・デイヴィス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
13. ジョン・エリオット・ガーディナー指揮 オルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティーク
14. サー・ゲオルグ・ショルティ指揮 シカゴ交響楽団
15. チョン・ミュンフン指揮 パリ・バスティーユ管弦楽団
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