ルロイ・アンダーソンという名前は知らなくても、メロディを聴けば「ああ、あの曲！」と思う人は多いとだろう。クリスマス・シーズンになると「そり滑り」のメロディを聴かない日はないくらいだし、ヴァイオリンで猫の鳴き声を再現した「ワルツィング・キャット」、本物のタイプライターを楽器として使ってしまったそのものズバリの「タイプライター」、「フィドル・ファドル」、「トランペット吹きの休日」・・・それぐらいこの人の書いたメロディは親しみやすく、街角で、ふと入ったカフェやデパート、スーパーの店内で、ＴＶ番組やＣＭで、実に重宝に使われている。
このアルバムの録音は古いものだが（1958〜66年）、定番中の定番だそうだ。ボストン・ポップスはフィードラー亡き後、ジョン・ウィリアムスの手を経て現在はキース・ロックハートが率いているが、やはりボストン・ポップスというとフィードラーの手勢、というイメージは強いものらしい。

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　　　ルロイ・アンダーソン

１．トランペット吹きの休日／２．フィドル・ファドル／３．ブルー・タンゴ／４．そり滑り
５．ワルツィング・キャット／６．ジャズ・ピチカート／７．ジャズ・レガート／８．サラバンド
９．シンコペーティッド・クロック／１０．クラシックのジューク・ボックス
１１．プリンク・プレンク・プランク／１２．舞踏会の美女／１３．セレナータ／１４．チキン・リール
１５．タイプライター／１６．トランペット吹きの子守歌
　
　アイルランド組曲　　Ｌ．アンダーソン編曲
１７．アイルランドの洗濯女／１８．ミンストレル・ボーイ／１９．別れたあの娘
２０．緑が野に／２１．庭の千草／２２．マローの道楽者

アーサー・フィドラー指揮／ボストン・ポップス管弦楽団

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