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「スター・ウォーズ/ローグ・プラネット」 グレッグ・ベア
投稿日 : 2000/11/03 23:03
投稿者 Excalibur
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『スター・ウォーズ/エピソード1』と『エピソード2』をつなぐブリッジ・ノベル。といっても本作と『エピソード2』の間にはまだまだ更なる冒険が描かれるだろうから、直結することはないだろう。
ストーリーは『エピソード1』から三年後の、成長したアナキン・スカイウォーカーの冒険譚。といっても依然としてやんちゃ盛りの少年で、師匠のオビ=ワン・ケノービもハラハラしながらそれを見守っている。そのオビ=ワンにしてもまだまだ血気盛んな青年ではあるのだが。対する悪役は誰あろう、若き日のターキン。作中ではアナキンとターキンが出会うシーンもあり、後の二人の関係を考えるとなかなか興味深い。そして同時期に刊行の、ルーク達の世代の冒険として描かれている<ニュー・ジェダイ・オーダー・シリーズ>とのクロス・オーバーもあって、読みこめばそれだけの味わいがある。
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エピソード2公開へ向けて――
投稿日 : 2002/06/01 09:25
投稿者 Excalibur
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主人公はオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカー、時代設定はナブーの戦いから3年後、ということで読者は、映画『エピソード1』でのユアン・マグレガーとジェイク・ロイドのビジュアル・イメージを、ほぼそのまま重ね合わせることが出来る。『エピソード1』から直結ではないものの、正統派の続編である。だがそれだけではない。『ローグ・プラネット』から54年後のルークやハン、レイア、そして彼らの子どもたちが活躍する<ニュー・ジェダイ・オーダー・シリーズ>のプロローグの役目をも担っているのだ。同時期に時代を飛び越えてリンクさせたストーリーを展開させうるのが、<スター・ウォーズ・ユニバース>の強みと言えよう。旧三部作ファンへのサービスとしては、若き日のウィルハフ・ターキンが共和国辺境領域保安軍所属の軍人として登場。旧友レイス・サイナー(デススターの真の発案者ということになるのか)と陰険漫才というか腹の探り合いを繰り広げ、またアナキン少年に関心を示す描写もあるのだが、実はこの物語に先立つ『偽りの仮面』ではセスウェナ宙域の副総督(パルパティーン議員の知人で、元軍人)と記述されている。発表の順番が前後したことからの矛盾点とも考えられなくはないが、このターキンの転身ぶりも今後への伏線なのかもしれない。『エピソード2』を見る前、『エピソード1』を見た(読んだ)直後には、是非読んでおくことをお奨めする一冊である。
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