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「スター・ウォーズ」シリーズ
投稿日 : 2001/02/21 22:29
投稿者 Excalibur
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『スター・ウォーズ』というと誰もが思い浮かべるのがあの<スター・ウォーズのテーマ>だろう。
この明るく元気なメイン・テーマは、文字通りシリーズの顔として作品には欠かせないものであり、ポピュラー音楽としてすっかり定着。ポップス・コンサートの曲目としても定番である。吹奏楽部で演奏したよ、という方も多いと思う。
だが、私の一番のお気に入りは、一作目で<ベンのテーマ>と名付けられていた曲である。
ベン、即ちオビ=ワン・ケノービを表す為に作られたこのモティーフは、ケノービ個人にとどまらずジェダイ騎士や、ひいてはフォースそのものをも象徴するものとなっていた。
哀愁漂う旋律は、ともすれば過去の栄光のイメージで捉えられがちだが、実は勇壮なアレンジにも映える名曲で、一作目では<王座の間とエンド・タイトル>と題された終曲の冒頭で、ファンファーレに続いて勇ましく演奏されてもいる。
<スター・ウォーズのテーマ>というのは、実は別名<ルーク・スカイウォーカーのテーマ>とも呼ばれ、本来は主人公であるルークの主題であるため、ルークのいない<新・三部作>ではこのメロディーは(少なくともメイン・テーマとしては)使われないのではないか、という声がファンの間に広まっていた時期がある。となれば、新メイン・テーマに相応しいものとして、この<ベンのテーマ>に着目したファンも多かったようだ。
しかも『エピソード1』の予告編では実に良い感じでこのメロディーが流用されており、本編での起用も期待させたが、結局は(やはり)従来通りのテーマ曲が使われることになったのである。
ところが今度は、一転サントラ盤では殆ど<ベンのテーマ>が流れないという衝撃の事実が――!
これは正直かなりのショックだったのだが、完成作品中では随所で効果的に使われ、胸をほっと撫で下ろした次第である。
今回の使用例から、改めて重要なモティーフであることが再確認されたこの<ベンのテーマ>。今後のシリーズでも劇的に使われると思われるが、どんなシーンを彩るのか楽しみに待ちたい。
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音楽の使われ方から『エピソード2』を考察する
投稿日 : 2002/10/05 21:29
投稿者 Excalibur
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――といってもこちとら専門家でもなんでもないので、大げさなもんじゃありません。
さて今回の注目は何といっても新曲「アクロス・ザ・スターズ」。「クローンの攻撃・愛のテーマ」という副題からもわかるようにアナキンとパドメが登場するシーンに多用されているのだけれど、では一番最初に流れたシーンはどこだったでしょう? いうなれば二人の愛の出発点がどこなのかということだが、やっぱコルサントでの二人の10年振りの再会シーンではありません。まだ早すぎるようですね。実はパルパティーン議長の忠告を受けてナブーへの帰国の準備をしているパドメに、アナキンが「オビ=ワンが僕を認めてくれない!」と不平をもらすシーン、それを受けて「成長を焦らないで」とパドメがアナキンに語りかけるカットが初出なんであります。そしてじっとパドメを見つめるアナキンに対して「そんな目で見ないで。落着かないわ」という台詞が出てくるわけで、それまで二人っきりのシーンはなく、また大義を優先するパドメにアナキンが一方的に想いを寄せているだけの関係から、パドメがアナキンを一人の「男性」として意識するようになったと受け取れる瞬間でもあります。ただこれ以降は二人一緒だと殆どこのメロディーが流れっぱなしになるので、微妙な心の揺れをメロディーの違いで表現することはなく、あくまでも「アクロス・ザ・スターズ」のアレンジによって表現しているのがちょっと残念。
そういや明確に「パドメのテーマ」と呼べるメロディは無いようなんですが、「アナキンのテーマ」というのは存在しております。『エピソード1』の時に作られて、隠し味に「ダース・ヴェーダーのテーマ」のモティーフが使われていることで話題になってましたね。ところが今回は前述のようにパドメと行動を共にする機会の多かったアナキンにはせっかくのテーマ曲が殆ど使われず(母親が苦しむ夢を見た朝、タトゥーインへ行くことをパドメに告げるシーンくらい)、もっぱら「アクロス・ザ・スターズ」で代用されています。そんな中で面白いのは、母を救出すべくラーズ家から出発する際のパドメとの別れのシーン、ここに何故か「フォースのテーマ」が使われることでしょう。確かに盛りあがるメロディだし、主人公の決断を表現するために使われたこともあったのだけれども、ここでの使われ方はちょっと解せません。しかもこの直後、スピーダーバイクを駆ってタスケン・レイダースを探し求めるシーンに流れるのは『エピソード1』の白眉「運命の闘い」。そう、クライマックスのクワイ=ガンとオビ=ワンがダース・モールと戦うシーンに流れていた曲だし。これも確かに盛りあがるのだけれどもねぇ・・・。そしてダスケン・キャンプで母の死に直面したアナキンは、彼らを虐殺します。アナキンがダーク・サイドへ大きく近づいた瞬間で、ここでは当然のように流れる「ダース・ヴェーダーのテーマ」!なんですが、画面での描写が控えめだった関係か、ヨーダが、苦しむアナキンのフォースを感じ取るシークエンスでうかがえる程度。むしろラーズ家に戻ってからの、パドメに対して心情を吐露するアナキンのシーンにハッキリと流れています(もっとも正々堂々と使われているのはラストの共和国軍の進軍パレードのシーンだけれども、こちらは「ダース・ヴェーダーのテーマ」としてよりも「帝国のテーマ」としての使用例でしょう)。だがアナキンは、辛うじてライトサイドへ留まることに。惑星ジオノーシスでドゥークー伯爵を追跡中に、飛行艇から落下するパドメ。ドゥークー追跡よりもパドメ救出を優先させようとするアナキンに、オビ=ワンは大義を説いて説得する。その時にアナキンが下した決断は、ドゥークー追跡。その決断の正しさ(?)を、「フォースのテーマ」は高らかに謳い上げるのであります。
かように、生半可な素人でも楽しめるような「音楽的仕掛」が施されているのが『エピソード2』なのであります。というわけで勘違いや思い込みもあるでしょうが、それにはどうかひとつ目をつぶってやって下さい。
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「王女レイアのテーマ」
投稿日 : 2002/03/28 22:52
投稿者 Excalibur
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レイア姫といえば、勿論SW主役トリオの一人。
その重要人物のモティーフとして、第1作目(エピソード4)から使われている大事なテーマ曲なのに、何故か劇中ではあんまり印象に残らない。サントラ盤で聴くと、良い曲だなァと思うのに、である。
ところが最近、『エピソード2』の予告編でこの曲を使っているのだけれど、それが実に良い!
”Forbidden−Love”篇と名付けられた第3弾の予告は、アミダラとアナキンのラブ・ストーリーを前面に出した構成。そのラブシーンのバックにこれが流れると実にロマンティック。この曲の魅力を改めて認識した次第である。
それを考えると<クラシック3部作>での使われ方って、勿体無かったねぇ。やっぱりキャラそのものに問題が・・・? σ(^◇^;)

『エピソード2』の予告は、現在は第4弾の”Clone War”編。こちらは打って変って激しいアクション・シーン満載である。こうしてみると、『エピソード2』はいろんな顔を持った作品なんだなぁ、と期待が膨らむ。
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