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カドカワカセットブック 「機動戦士ガンダム/逆襲のシャア」
投稿日 : 2000/11/16 02:09
投稿者 久保田r
参照先
1989年12月1日 初版。
<キャスト>
アムロ・レイ/古谷徹 シャア・アズナブル/池田秀一 ベルトーチカ・イルマ/川村万梨阿 ブライト・ノア/鈴置洋孝 メスタ・メスア/榊原良子 ハサウェイ・ノア/佐々木望 クェス・パラヤ/荘真由美 グラーブ・ガス/松本保典 アデナウアー・パラヤ/喜多川拓郎 クルーA/橋本博 クルーB/山崎たくみ

富野由悠季の描くストーリーに生きるキャラたちというのは、リアルな複雑さを持っている、と、常々思っていて、この「ガンダム」に生きるキャラたちもまた複雑な感情を抱える人間として描かれていると思っています。
表題の「逆襲のシャア」は、私は映画から入りました。映画の出来が素晴らしくて、ビデオで何回も見ています。「逆襲のシャア」の完成系の一つが映画であるとするならば、このカセットブックは作品そのものの世界を分かりやすくした解説版のようなものかな、と、感じて聞きました。
映画との大きな違いは、ベルトーチカ・イルマの存在です。「Z」で登場し、アムロの恋人となった彼女は、このカセットブックでキーパーソン的な役割を演じます。アムロが言うところの「大人の言い分」的な理由から、映画では彼女の位置がチェンという女性キャラに替わってしまいました。替わってしまったことにより、ベルトーチカが担っている役割が映画では希薄となってしまったように見受けます。原作とこのカせットブックに登場するベルトーチカの存在は、アムロとの愛を育み結晶を授かる身として、アムロとシャアの生き方の違いを決定付けさせる重要な存在と言えます。
60分という急ぎ足な展開ですが、映画よりも割と分かりやすい台詞回しですので、このカセットブックの言わんとしているところは伝わって来ていると思います。
グラーブ・ガスの声の松本保典氏が好演されていらっしゃいます。鈴置洋孝氏がナレーションを兼ねていて、ブライトよりもナレーションの方が多かったかな?と、思ったカセットブックでありました(笑)。
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『逆襲のシャア』アナザー・ストーリー
投稿日 : 2001/01/05 23:59
投稿者 Excalibur
参照先
採用されなかった、ということは、より富野監督の本音に近いわけで、
完成された劇場版と比べてみるのも一興。
ほぼオリジナルに忠実なキャストの演技も盛り上げるが、残念なのがBGMだろう。
やはり、三枝音楽は不可欠。おそらく権利関係や予算の都合なのだろうが。
また、続編となる(?)『閃光のハサウェイ』の商品化も望みたいところだったが、
残念ながら実現しなかった。
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