2007年2月21日　ビクターエンタテインメント

音楽：服部隆之
演奏：フィルハーモニア管弦楽団

＜収録曲＞
（1）メインテーマ・オブ・華麗なる一族
（2）時代のうねり
（3）光へ
（4）隠された真実
（5）高潔な思い
（6）憐れみの庭
（7）非情の果て
（8）予感
（9）一握の安息
（10）謀略
（11）哀しき血脈
（12）想い出の丘
（13）前進
（14）不穏な静寂
（15）大いなる決意
（16）不屈の魂
（17）真の愛
（18）儚き願い
（19）哀しき血脈 〜Piano Version〜
（20）想い出の丘 〜Piano Solo Version〜
（21）メインテーマ・オブ・華麗なる一族 〜For TV Edition〜

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　2007年1月14日〜3月18日、日曜9時放送のTBSドラマ「華麗なる一族」のサウンドトラック。複雑な人間関係を持つ万俵家の悲劇を重厚にかつ華麗に奏でている。

　何度聞いてもその都度耳を傾けてしまうのが、重々しい「メインテーマ」。特に（21）「メインテーマ・オブ・華麗なる一族 〜For TV Edition〜」は、予告編の映像と共に流れ、見る者の気分をドラマチックに盛り上げた。（1）「メインテーマ・オブ・華麗なる一族」は、フル・バージョン。10分6秒にも及ぶ壮大な曲で、聞き入っているうちに次第に涙腺が緩んでくる名曲となっている。

　他の収録曲は、「メインテーマ」のアレンジのものが何曲かあるが、（13）「前進」は、一際明るさのある曲となっている。父に立ち向かう万俵鉄平の若々しさが表れていて前向きな気持ちになる曲となっている。そして、最も心に染み入る曲が、（20）「想い出の丘 〜Piano Solo Version〜」。この曲を聞くと、鉄平の最期が思い浮かび、しんみりとした気分になる。

　「華麗なる一族」は、TBS開局55周年記念特別企画だけあって、原作の重みも然ることながらドラマの枠を超えた映画並みのキャストと豪華なセットが注目を集めた。毎回、哀しき血脈から生まれる”究極の人間ドラマ”が繰り広げられ、音楽がそのドラマに高い格調と深みを与えた。

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