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「ラスト・サムライ」オリジナル・サウンドトラック
投稿日 : 2005/06/07 15:05
投稿者 久保田r
参照先
音楽:ハンス・ジマー

(1)A Way of Life
(2)Spectres in the Fog
(3)Taken
(4)A Hard Teacher
(5)To Know My Enemy
(6)Idyll's End
(7)Safe Passage
(8)Ronin
(9)Red Warrior
(10)The Way of the Sword
(11)A Small Measure of Peace
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Re: 「ラスト・サムライ」オリジナル・サウンドトラック
投稿日 : 2005/06/07 15:05
投稿者 久保田r
参照先
 2003年トム・クルーズ、渡辺謙出演のハリウッド映画『ラスト・サムライ』のサウンドトラック。

 全体を通して悲し気な旋律で奏でられている。日本を扱った作品だけに大陸的な広がりのある音楽ではないが、精神世界の深淵さが刻まれている。和楽器の尺八と琴の音色が優しく悲しく、時には力強く奏でられ、精神世界の奥深くへと誘っている。

 映画は、日本が生まれ変わる激動の時代を描いていて、そこには多くの人間の悲喜こもごもがあった。時代の変革に取り残される人間と革新を急ぐ人間。両者の間に挟まれ、異国人オールグレンが魂の拠り所として最終的に身を寄せたのは、それまでの日本の魂が息づく「侍」であった。音楽でもこのオールグレンの孤独な魂は奏でられていて、人間の悲しみと共に時代の変革という激動のドラマを音で演じている。

 映画を盛り上げる音楽の中に練り込まれた「和」の音色。中でも琴の音色は切なく優しく奏でられ、精神的世界の音の表現となっている。前面に出ていない時でも底辺で奏でられている琴の音色は、いつしか聞く者の心をとらえて離さない。そして哀しみ帯びたメインテーマは、ぐっと心の奥深くに入り込む。このサウンドトラックは、「ラスト・サムライ」の世界を十分に奏でている。
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