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「『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』 オリジナル・サウンド
投稿日 : 2007/09/16 08:37
投稿者 Excalibur
参照先
1.ファイアーワークス/2.アンブリッジ先生のテーマ
3.もうひとつの話/4.地下道のディメンター
5.ダンブルドア軍団/6.予言者たちのホール
7.憑依/8.必要の部屋
9.キス/10.ホグワーツへの旅
11.シリウスの欺き/12.シリウスの死
13.アンブリッジ先生、美しい朝を台無しにする/14.闇による支配
15.魔法省/16.トレローニー先生いなくなる
17.不死鳥の騎士団の飛行/18.愛する者と旅立ち

音楽:ニコラス・フーパー

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作曲家交代 
投稿日 : 2007/09/16 08:44
投稿者 Excalibur
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今回で5作目となる「ハリー・ポッター」。シリーズの音楽は1作目の「賢者の石」から3作目の「アズカバンの囚人」までは御大ジョン・ウィリアムズ、4作目の「炎のゴブレット」はパトリック・ドイルが担当した。
ジョン・ウィリアムズの音楽はファンタジー映画に相応しいもので、『スター・ウォーズ』や『スーパーマン』などスケールの大きいものや、『ホーム・アローン』のような子どもが大活躍するものなど、娯楽映画の音楽を数々手掛けてきた巨匠ならではのもの。ただ作品の根底にあるダークな雰囲気も巧みに捉えて、2作目の「秘密の部屋」や「アズカバンの囚人」では娯楽一辺倒ではないスコアも聴かせてくれていた。
パトリック・ドイルの音楽はジョン・ウィリアムズのものとはかなり趣が違うが、作品へのアプローチは的確なもので、二人の作曲家の色合いの違いも、そのままハリーたちの成長を象徴していると捉えれば納得行くものだ。

そして今回、音楽は無名のニコラス・フーパーにバトンタッチ。
監督もこれまた無名といえるデイビッド・イェーツに交代し、その彼とコンビを組んでの仕事が多かったために監督自身からの指名を受けての登板だったようだが、結果はかなり残念なもの。
一つ一つの場面を取り上げて考えるならば悪くはないのかも知れないが、作品全体を観た場合にきちんとした一本の芯が通っているとは言い難い状態で、独立してこのサントラCDを聴いていても何も響いてくるものがなく、何よりもシリーズ全体を軽いものにしてしまった感がある。大作を任せるには、些か荷が克ち過ぎていたのではあるまいか。
どうやら次回作「謎のプリンス」にも、監督共々続投が決まったようだが、現段階では全く期待が持てない。映画としてはシリーズを重ねるごとに完成度が高まってきているように思っているのだが、音楽面がジリ貧にならないことを切に願っている。
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