「交響詩 『ウルトラマン』『ウルトラセブン』
投稿日 | : 2007/09/02 16:31 |
投稿者 | : Excalibur |
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交響詩「ウルトラマン」
1.ウルトラマンの歌
2.科学特捜隊の歌
3.シーボーズのテーマ
4.科特隊出撃
5.ウルトラマンの敗北
6.進め!!ウルトラマン
交響詩「ウルトラセブン」
7.ウルトラセブン
8.怪獣出現
9.ウルトラホーク発進
10.侵略者の魔手
11.さよならウルトラセブン
小松一彦:指揮 東京交響楽団
「交響詩ウルトラセブン」
投稿日 | : 2007/09/02 16:36 |
投稿者 | : Excalibur |
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作・編曲は冬木透で、『ウルトラセブン』を皮切りに、『帰ってきたウルトラマン』、『ウルトラマンA』、『ウルトラマンレオ』、『ザ・ウルトラマン(途中から)』、『ウルトラマン80』、『ウルトラマンネオス』、『ウルトラマンコスモス』とシリーズ最多登板。のみならず『ミラーマン』、『ファイヤーマン』、『恐竜探検隊ボーンフリー』など他にも円谷作品を手掛けており、円谷音楽の顔的損存在である。
アニメファンには『太陽の牙ダグラム』や『機甲界ガリアン』が有名か。
こちらは劇中のBGMをストレートにオーケストレーションし、あたかも全曲で一つの壮大な物語を謳い上げたかのようだ。個別のBGMを繋いで構成されているのだが、始めからこの作品を想定したかのような、そんなまとまり感がある。叙事詩、抒情詩を思わせる風格も持っている。
こちらは一部地域で『実相寺ウルトラマン』と併映された(首都圏等では単独で上映)『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』のサントラ盤扱いだが、劇中ではむしろ純粋な『セブン』BGM中心の選曲で、1曲目の「ウルトラセブン」がウルトラ兄弟登場シーンに流れているのみだと思う。日本のファンからするとかなり趣の異なるこのタイとの合作映画には、残念ながら重厚な『セブン』の音楽は全くといって良いほどマッチしていない。
「交響詩ウルトラマン」
投稿日 | : 2007/09/02 16:34 |
投稿者 | : Excalibur |
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作・編曲は昨年惜しくも鬼籍に入られた宮内國郎。
東宝映画『ガス人間第一号』の音楽を担当したことから円谷と接点が出来、『ウルトラQ』次いで『ウルトラマン』の音楽を手掛けることになった(『ガス人間〜』のBGMは『Q』『マン』の劇中にも流用されている)。栄えあるウルトラシリーズ・コンポーザーの第一号である。
シリーズでは他に『ザ・ウルトラマン』を手掛け、円谷の他作品では『恐竜戦隊コセイドン』、他社作品では『宇宙猿人ゴリ(後に『宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン』、『スペクトルマン』と改題)が知られている。
主題歌、挿入歌、劇中BGMを、原曲のイメージを損なうことなくシンフォニーにアレンジ。なおかつ新たなモティーフを加えるなど、独立した演奏会用の作品という印象がある。人気の高い「シーボーズのテーマ」など、知らずに聴けばよもや「ウルトラマン」の音楽だとは思うまい。
『実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン』のサントラ盤としてクレジットされているが、1曲目の「ウルトラマンの歌」が映画のエンディングシーンに使われている。全編にこのシンフォニー版の音楽が使われていたとしたら、映画の印象も随分異なったものになったかも知れない。総じて大人を感じさせる仕上がりである。
Re: 「交響詩『ウルトラマン』『ウルトラセブン』
投稿日 | : 2007/09/02 16:32 |
投稿者 | : Excalibur |
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1979年春にリリースされたアルバムが復刻された。10数年前に一度CD化されているが、現在は入手困難ということもあってファンには幻の名盤となっていただけに嬉しい。
『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』の大ヒット以来、アニメーション作品を中心にBGMのシンフォニー化ブームが巻き起こったが、これもその副産物の一つ。また、折からのウルトラシリーズ再評価の機運に乗っかって公開された映画のサントラ盤も兼ねている。
当時のLP盤は、A面「交響詩ウルトラマン」、B面「交響詩ウルトラセブン」に振り分けられていたが、当然ながらCDは連続して収録されている。
なおこのアルバム、幾つかのCDショップでは「アニメ」や「サントラ」コーナーではなく、堂々と「クラシック」コーナーに置かれていた。ショップにそれだけこのアルバムを評価している店員がいるのかどうか知らないが、面白い現象ではあった。