トップページ > 記事閲覧 
「宇宙戦艦ヤマト シンセサイザー・ファンタジー」
投稿日 : 2006/10/10 17:12
投稿者 久保田r
参照先
LP:1982年 CD:1993年 コロムビア

(1)序曲/OVERTURE
(2)宇宙戦艦ヤマト/SPACE CRUISER
(3)想人/YOU BE THERE
(4)イスカンダル/ISKANDALL
(5)愛よその日まで/THE DAY OF COMING 
(6)真っ赤なスカーフ/IN BREEZE
(7)白色彗星/WHITE COMET
(8)大いなる愛/THE ETERNITY OF LOVE
(9)ヤマトより愛をこめて/FROM YAMATO WITH LOVE

作曲:宮川泰(1〜4、6〜8)、布施明(5)、大野克夫(9)
編曲・シンセサイザー:深町純

記事編集 編集
ETERNALEDITION YAMATOSOUNDALMANAC 1982−V
投稿日 : 2014/01/24(Fri) 17:43
投稿者 Excalibur
参照先
このアルバムもシリーズの1枚として再リリースされました。
相変わらずアレンジその他好きになれないのですが、特筆すべきは「宇宙戦艦ヤマトベストコレクション」と題されたボーナストラック曲。

かつて全13巻で発売されたTVシリーズ第一作のビデオソフトの、全巻購入特典として作られたCDからの復刻とのことです。
このCDは2枚組で、1枚目はオリジナルBGMコレクションとほぼ同内容だったそうですが、2枚目はシリーズ全作からセレクトされた29曲をメドレーにして、約30分の長さで編集したものが収録されていたようです。
それを今回ボーナストラックとして再集録と相成ったようですが、これが非常に面白い構成。代表的なメロディーは概ね取り上げられているのでは?と思いますが(「真赤なスカーフ」や「アンドロメダ」が漏れたのは残念…!)、その繋ぐ順番もユニーク。
まだまだ「ヤマト」の音楽も色々な切り口があるな、と感じさせられました。


【メドレー曲詳細】

夕陽に眠るヤマト〜無限に広がる大宇宙〜誕生〜イスカンダル〜デスラー孤独〜白色彗星〜新コスモタイガー〜デスラー襲撃〜自動惑星ゴルバ〜別離〜想人〜大いなる愛〜出発〜新宇宙〜重核子爆弾〜アルフォン少尉〜愛し合う二人〜未知なる空間を進むヤマト〜新銀河誕生〜ボラー連邦〜シャルバート星〜ルダ王女のテーマ〜ヤマト新乗組員のテーマ〜太陽のシンフォニー〜水の惑星アクエリアス〜移動要塞〜シンフォニーオブアクエリアス〜ウルクの歴史〜ヤマト起つ!!

記事編集 編集
DIGITAL TRIP
投稿日 : 2010/02/13 08:10
投稿者 Excalibur
参照先 http://odin2099.exblog.jp/
『ヤマトIII』終了から『完結編』公開までは2年空いていることと、やはり10周年という区切り、「完結」という締め、ということもあってか、その間に幾つかの企画モノのLPが発売されました。
ギター、ピアノ、バイオリンそれぞれをメインフューチャーしたLPもそうですが、このシンセサイザー・ヴァージョンもそんな流れの一つ。ただ、上記3枚が西崎プロデューサー以下「ヤマト」の音楽スタッフ主導で製作されたのに対し、こちらはレコード会社のコロムビア主導という違いがあります。従来の流れで言えば「合唱組曲」と同じですね。

そんなこともあってか、このアルバムではかなり自由度の高いアレンジが行われています。
殆ど原曲のイメージが残っていない、とは言いすぎかも知れませんが、単純に「ヤマト」の音楽をシンセで演奏しました!ということで聴くとかなり違和感があるのではないかと思います。

で、正直言うと自分はこのアレンジ、全く受け付けません。
リアルタイムで聴いたことがなく、後でCD化された際に初めて聴いたので思い入れがないということもあるのですが、だからこそ距離を置いて聴いてみても、やはり「この曲がどうしてこうなってしまうのか?」という失望感しか残らないのです。

「交響組曲」からシンフォニー化のブームが起こり、それに代わるものとしてレコード会社としても力を入れていたのでしょう、この「デジタル・トリップ」シリーズ、総体としてはヒットしたのか、かなりの量のアルバムがリリースされ、その内の幾つかは聴いているのですが、なかなか満足のいくものには出会えませんでした。
決してシンセサイザーが嫌いという訳ではないので、作品とアレンジャーとの相性が、なかなか自分の好みと一致しなかったというだけの話なのかも知れませんが・・・。
記事編集 編集
「完結編 シンセサイザー・ファンタジー」
投稿日 : 2008/02/18 16:28
投稿者 久保田r
参照先
↑上のレビューで、私は「「完結編」のみのシンセサイザー・バージョンを聞いてみたかったが、叶わぬ夢のまま今日に至っている」と、大真面目に書いてますが、実は持っていました「完結編」のシンセサイザー・ファンタジーを(笑)。何を寝惚けた事を書いてるんでしょうか、私は。歳を取ると記憶力が低下してホントに嫌になってしまいます。

というのも、このLPの存在をすっかり忘れていました。発売と同時に買ったのでこうして手元にあるのですが、前作と違ってこちらはあまり好みではなかったのでほんの数回しか聞いてない筈です。その為、印象に残らず、ジャケットと曲目を見てもどんな音楽だったか思い出せず、つい先日、押し入れの中を掃除して、20年振りくらいにこのLPと遭遇して「うをっ!あったのかーーっ!!」と驚愕した次第。いやはや、己の薄情さを痛感致しました。ごめんよ…「完結編 シンセサイザー」よ…若き日の私よ…限られたお小遣いで買ったのに忘れてしまってホントにごめん…。

本来は、この「完結編 シンセサイザー」のレビューを書くのが一番良いと判っているのですが、レコードプレーヤーがない為に聞くことが出来ないので、ここに証拠の写真を掲載してお茶を濁すことにいたします。(LPの後ろにも「ヤマト」の文字とデスラーの顔が見えていますが、あれは「ソング・コレクション」のLPです)
記事編集 編集
Re: 「宇宙戦艦ヤマト シンセサイザー・ファンタジー」
投稿日 : 2006/10/10 17:12
投稿者 久保田r
参照先
 思いの外、気に入っているアルバム。発売と同時にLPを買い、大人になってからCDも買った。子供の頃にはLPを何度となく聞いたし、大人になってからもあの頃と同じ思いで聞いている。音の古さが一切気にならないところをみると、私の好みとこのシンセサイザーのアレンジがぴったりマッチしているからだと思う。胸の奥に染み込む感触が実に心地よく、ヤマトのメロディーと奏者によるアレンジと演奏がぴったりと重なり合っていて好ましいハーモニーとなっている。このアルバムとの出会いは、私の音楽人生に予想外の幸せをもたらしてくれた。

 LPの発売が1982年で「完結編」公開の前年にあたる為、「完結編」の音楽は入っていない。その頃こういったアニメ作品のシンセサイザーのアルバムが何作か発売されていて、「ヤマト」的にはやや中途半端な時期ではあったが、考えてみると「永遠に」までの音楽で良かったかも知れないと思っている。「完結編」の音楽は「ヤマト」の中でも別格の赴きのある音楽となっているので、この中に入ると音の流れが若干変わってしまったことと思う。そういった意味から、「完結編」のみのシンセサイザー・バージョンを聞いてみたかったが、叶わぬ夢のまま今日に至っている。

 収録されている曲は、どれも「ヤマト」の中では名高い曲ばかりで無難な選曲と言えると思う。シンセサイザーの音色は壮大な広がりを連想させる為、「ヤマト」とシンセサイザーという出会いは試みてみる価値のある出会いであったと思う。基となっているメロディーがしっかりと「ヤマト」を語っている為、シンセサイザーのアレンジとなっても「ヤマト」らしさはすっかり消えてはいないと思う。しかし第三者が編曲し演奏しているので、これまでの「ヤマト」では見えなかった風景が見えて来るようなアレンジとなっている。それが、編曲者のセンスであるのだが、私にはそれをすんなりと受け入れることが出来た。(3)「想人」は、宇宙のというよりは地球の広大な自然を思わせるアレンジとなっていて、深く静かにたゆたうようなしっとりと心に染み込む懐かしささえ感じられる演奏となっている。(4)「イスカンダル」では、「デスラー・襲撃」と絡み合って奏でられ、これまでの「イスカンダル」からは連想出来ない斬新なアレンジだし、(7)「白色彗星」は、一見あのパイプオルガンと同じような印象の演奏のように思えて、締めくくりの音の余韻がやはり斬新なアレンジとなっている。こういった第三者のアレンジを受け入れることが出来るかどうかは個人の好み次第だが、シンセサイザーのみで奏でられた「ヤマト」という試みは多いに評価出来るアルバムだと思う。

 このLPを聞いていた当時、私は竹宮惠子の漫画にハマっていて、このアルバムを聞きながら読んでいたせいかこのアルバムを聞くとその頃読んでいた漫画が脳裏に蘇って来て胸が暖かくなる。感受性が豊かな年齢に出会った影響はかくも大きく、その後の自分を形成している。音楽との出会いの上で自分の中で大切な一枚。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -