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「交響曲ヤマト2009」
投稿日 : 2010/03/19 18:39
投稿者 久保田r
参照先
2009年12月9日 EMIミュージックジャパン

(1)第一楽章 誕生
(2)第二楽章 闘い -スケルツォ-
(3)第三楽章 祈り -アダージョ-
(4)第四楽章 明日への希望 -ドッペルコンチェルト-


音楽監督・指揮:大友直人
作曲:羽田健太郎
テーマモチーフ:宮川泰、羽田健太郎
演奏:日本フィルハーモニー交響楽団
ピアノ・ソリスト:横山幸雄
ヴァイオリン・ソリスト:大谷康子
スキャット:小林沙羅
録音ホール:杉並公会堂

企画制作:エナジオ
スペシャル・アドバイザー:田代敦巳、吉田知弘
製作総指揮:西崎義展

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Re: 「交響曲ヤマト2009」
投稿日 : 2010/03/19 18:42
投稿者 久保田r
参照先
 『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』劇場公開にあたり、オリジナル・サウンドトラックと共にリリースされた新演奏・新録音による「交響曲ヤマト」のアルバム。作曲は、羽田健太郎氏。羽田氏は、前作の『完結編』で作曲に参加され、それ以前からもピアノ・ソロの奏者として長く「ヤマト」の音楽と関わってきた大変縁の深い方で、『完結編』上映の翌年、1984年にこの「交響曲ヤマト」をNHK交響楽団の演奏にて初演。当時の指揮は、今回と同じく大友直人氏。その羽田氏と親交の深かった大友氏の音楽監督のもと「交響曲ヤマト」が25年振りに蘇った。

 同封のブックレットには、羽田氏の解説と大友氏によるテキストが掲載されており、羽田氏の解説は丁寧で分かりやすく、読むことにより「交響曲ヤマト」の鑑賞の奥行きが更に深まる内容となっているし、大友氏のテキストは羽田氏に対する温かい友情が感じられる内容となっている。

 この「交響曲ヤマト」は、年月を経るごとにその存在の意義が深みと共に増す曲となっていて、羽田氏が唯一遺したシンフォニーであるということ、「宇宙戦艦ヤマト」の作品全体を総括したシンフォニーとなっているということ、それにより作品とは別の視点から「音楽」のみで「ヤマト」の世界観とドラマを感じ取ることができ、聞く人それぞれに無限に「ヤマト」のイメージの広がりの可能性を持つことができ、これまでに音楽に重点を置いてきた「ヤマト」にとって貴重かつ重みのある交響曲となっているのは確か。

 私は、初演のものは、LPレコードで所有しており、我が家では現在は聞くことのできる環境が整っていないために気軽に聞くことができない点が残念だった。そのことを考えると、今回の「交響曲ヤマト2009」のCDアルバムのリリースはありがたく感じるのと、これも不可能と思えた『復活篇』の公開が実現のものとなったからこそであり、新演奏そして新録音された点についてもこのうえない機会であったのでは…と感じるしだい。

 クラシックについて何の知識も持たない私には楽曲や演奏について何ら書き記すことはできないけれども、故・宮川泰氏が作り出した「ヤマト」の主題が、交響曲というスタイルとなってもオリジナルのメロディーの美しさに変わりのないことが心から嬉しく思う。そして、「ヤマト」のドラマと世界観が表現されているこの「交響曲ヤマト」が、将来、他のクラシック曲と同様に多くの楽団で演奏され、CDリリースされる日が訪れることを心から望むばかり。「ヤマト」音楽の輪が広がってゆくこと…それが音楽の素晴らしさであると信じて。
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