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「GUNDAM 30th ANNIVERSARY I, Senshi 〜 哀 戦士 トリビュート」
投稿日 : 2010/05/18 16:36
投稿者 久保田r
参照先
2009年7月22日 flying DOG

(1)哀 戦士/Andrew W. K.
(2)哀 戦士/Gackt
(3)哀 戦士(新録音)/MIQ
(4)哀 戦士(新録音)/及川光博
(5)哀 戦士/Richie Kotzen
(6)哀 戦士[1999 Version]/井上大輔
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Re: 「GUNDAM 30th ANNIVERSARY I
投稿日 : 2010/05/18 16:38
投稿者 久保田r
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 「機動戦士ガンダム」30周年記念アルバム。劇場作品「機動戦士ガンダム II/哀・戦士編」の主題歌、その名も「哀 戦士」のみを6人のアーティストが歌っているトリビュートアルバム。参加アーティストは、Andrew W. K.、GACKT、MIQ、及川光博、Richie Kotzen、井上大輔ら6人。アルバムジャケットは、安彦良和氏による描き下ろし。

 「哀 戦士」は、作品の終盤の連邦のジャブロー基地で行われたモビルスーツ戦の激闘シーンのBGMとして流れ、戦いの衝撃と高揚感とを深く印象付けた名曲。歌を聞くだけで脳裏に戦闘シーンが蘇るこの曲を、6人のアーティストがそれぞれにアレンジを施し、個性豊かに歌い上げている。

 中でもピカイチなのは、セルフカバーとなる(6)井上大輔で、その第一声を耳にした瞬間に、パァーっと目の前にガンダムと赤いアッガイが見えるよう。やはりオリジナル歌手の歌声は、セルフカバーとなっても素晴らしさはそのまま。変わらぬ感動を与えてくれる。

 私的に気に入っているアレンジは、(2)Gackt。イントロをガラリと変え、中盤に自分で作った詞を入れるなど、大胆なアレンジを行っているが、自己のサウンドの表現が活きており、すぐに音に引き込まれた。アーティストのこういった様々なアレンジを聞き比べるのもトリビュートアルバムの良さ。

 (4)及川光博は、さすが個性的アーティストといったヴォーカル。歌声に力強さはないものの、独特の弾むような歌い方が妙にハマっており、彼ならでは楽曲となっている。

 思いがけない発見だったのが、(3)MIQ。唯一の女性アーティスト。私は、彼女について予備知識もなく聞いたので、第一声を聞いた時にビックリした。ハスキーな歌声とうねるような歌唱は、「哀 戦士」の歌にピッタリとハマっている。ともすると、この中で一番迫力があるかも知れない。実にかっこいい歌声。

 このアルバムは、1つの曲を様々なアーティストがそれぞれにアレンジをし、さらにそれらを1枚のアルバムに収録するという実現出来そうでなかなか難しい試みを見事形にしている。こういった内容のアルバムは、ある意味贅沢であるし、またオリジナルを作ったアーティストにとってはこの上ない喜びであろうと思う。ここに改めて故・井上大輔氏に敬意を。
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