2009年12月16日　エイベックス・エンタテインメント

（1）今までのダブルは
（2）俺たち二人で一人
（3）Wのチェンジ
（4）空中バトル
（5）出撃リボルギャリー
（6）大阪の女
（7）ルンルン風都
（8）探偵のルンバ
（9）オタオタ探偵
（10）事件だー!
（11）探偵とは
（12）大追跡
（13）捜査
（14）地球の本棚
（15）謎解き
（16）闇の家族
（17）ドーパント
（18）ミラクルワールド
（19）ミステリーワールド
（20）パニックワールド
（21）巨大化
（22）大乱戦
（23）メタルブランディング
（24）ハードブレイク
（25）攻勢
（26）苦戦
（27）ハードボイルド
（28）今回の依頼は
（29）夜霧の探偵
（30）華麗な一族
（31）闇の儀式
（32）大々的タネアカシ
（33）出現
（34）攻撃
（35）侵略
（36）暗躍
（37）袋小路
（38）浪花の心意気
（39）父への想い
（40）闇の戦
（41）闇の歴史
（42）闇の暗躍
（43）闇の系図
（44）ねた無し探偵
（45）ハーフボイルド
（46）ダブルメカ
（47）犯人の心情
（48）真実
（49）おやっさん
（50）探偵はハードボイルド
（51）ハートフル
（52）浄化
（53）W-B-X 〜W-Boiled Extreme〜 [TV Size Edit.]

音楽：中川幸太郎、鳴瀬シュウヘイ

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　2009年9月〜2010年8月まで放送されていた「仮面ライダーW(ダブル） 」のサントラ。前作の「仮面ライダー ディケイド」に引き続き、音楽担当は、中川幸太郎さんと鳴瀬シュウヘイさんのコンビ。

　TVシリーズのサントラであるため、楽曲の繋がりにドラマ性は無いが、「W(ダブル) 」の設定とキャラクターの個性に見合った楽曲となっているため、音楽を聞いているだけで作品の雰囲気は伝わって来る。とはいえ、少々お笑いの要素が多いだろうか。でもそこが愛嬌。「W(ダブル) 」の作品のテーマはハードボイルドであるので、そのハードボイルドの部分を浮き立たせるために二人の主人公を取り囲む周囲には、明るくユニークなキャラクターが多く、コミカルなシーンを挟みながらシリアスな戦いが展開されていくという、めりはりのある作品作りがなされている。その「W(ダブル) 」の作品の世界観を、このサントラで聞くことができるという具合。

　私は、「ディケイド」の映画の音楽に惹かれ、その流れでこのサントラを聞いた。「ディケイド」の音楽で惹き付けられた美しく積み重なる音色は、主に敵側（ドーパント）のテーマで聞くことができる。しかしながら「W(ダブル) 」の音楽のかっこよさは、ジャズ調をベースとしたW(ダブル) のテーマにあり。主人公のハードボイルドさを引き立たせるジャズ調の音楽が、W(ダブル) のフォルムとマッチしてかっこよさを増幅している。また、バトル時に流れる音楽は、クールなロック調がベースとなっていてこれもかっこいい。

　気に入っているのは、（27）「ハードボイルド」と（14）「地球(ほし)の本棚」。「ハードボイルド」は、W(ダブル) の存在そのもののメインテーマ。風都という街に吹く風をも感じられるスマートでかっこいい音楽。「地球(ほし)の本棚」は、フィリップのテーマ。数奇な運命の持ち主であるフィリップの特殊能力を表現している。そして、ラストに収録の主題歌がかっこいい。

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