2010年6月2日　コロムビアミュージックエンタテインメント

（1）天装戦隊ゴセイジャー（NoB）
（2）ガッチャ☆ゴセイジャー（高橋秀幸）
（3）侍戦隊シンケンジャー（サイキックラバー）
（4）四六時夢中シンケンジャー（高取ヒデアキ）
（5）炎神戦隊ゴーオンジャー（高橋秀幸）
（6）炎神ファーストラップ（Project.R）
（7）獣拳戦隊ゲキレンジャー（谷本貴義）
（8）道（水木一郎）
（9）轟轟戦隊ボウケンジャー（NoB）
（10）冒険者 ON THE ROAD（サイキックラバー）
（11）魔法戦隊マジレンジャー（岩崎貴文）
（12）呪文降臨〜マジカル・フォース（Sister MAYO）
（13）特捜戦隊デカレンジャー（サイキックラバー）
（14）ミッドナイトデカレンジャー（ささきいさお, 森の木児童合唱団）
（15）爆竜戦隊アバレンジャー（遠藤正明）
（16）We are the ONE 〜僕らはひとつ〜（串田アキラ, 森の木児童合唱団）
（17）ハリケンジャー参上!（高取ヒデアキ）
（18）いま 風のなかで（影山ヒロノブ）
（19）ガオレンジャー吼えろ!!（山形ユキオ）
（20）ヒーリン' ユー（Salia）

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　現在放映中の「天装戦隊ゴセイジャー」から2001年に放映された「百獣戦隊ガオレンジャー」まで、全てのオープニングソングとエンディングソングを収録した2枚組アルバム。収録曲数は、全20曲。

　我が家では、現在中学1年の長男が幼児の頃に戦隊シリーズに興味を持ったのが「ガオレンジャー」であり、そして現在5歳である次男は、昨年放映された「シンケンジャー」から戦隊シリーズに興味を持ち始めたので、ちょうどよく次男から長男までの年代の戦隊シリーズを振り返るのに適したアルバムとなっている。

　長男が見ていた「ガオレンジャー」から次男が戦隊シリーズを見始めた「シンケンジャー」まで、全部のシリーズを見ていたわけではないけれど、意外と聞き覚えのある主題歌が多く、改めて戦隊シリーズの主題歌作りの妙技を感じ取ったしだい。キャッチーかつ覚えやすいメロディーと格好よさ。これらが4分前後の歌の中に込められており、テレビでちらっと聞いた程度でも、また、おもちゃ売場などで聞くともなしに聞いていた程度でも、記憶のどこかに残っており、ふとした瞬間に聞いたことのある歌として思い出す…そんなパワーを持っている。主題歌の歌詞に戦隊ヒーローの名前が入っているのが特徴の一つで、聞いたことのあるメロディーに耳を傾けているうちに、サビの部分ではっきりと戦隊ヒーローの名前が歌われ、一気に弾けることができる。もう一つの特徴である「サビの三段落ち」と共に、気分が盛り上がること必至のスカっとする歌が多い。

　以前、特撮ソングを特集したテレビ番組を見た時に、作曲家の先生が「就学前の年齢の子が初めて接する格好いい歌」とコメントしていらした。なるほど、と納得。音楽のテクニックなど何一つ分からない私であるけれども、特撮ソングは、複雑なメロディーなどなく、まっすぐなメロディーで歌いやすくて格好いい曲ばかり。楽曲の雰囲気作りもどれもまっすぐで、音楽を格好よく気持ちよく。音楽を鑑賞する初心を思い出させてくれる喜びが特撮ソングにはある。

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