2006年2月22日　Cinema-Flavour

（1）風と共に去りぬ
（2）カサブランカ
（3）ベン・ハー
（4）アラビアのロレンス
（5）真夜中のカーボーイ
（6）ゴッドファーザー
（7）ロッキー
（8）ディアハンター
（9）炎のランナー
（10）愛と哀しみの果て
（11）ダンス・ウィズ・ウルブス
（12）シンドラーのリスト
（13）ブレイブハート
（14）タイタニック
（15）グラディエーター
（16）ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

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　1939年〜2003年のアカデミー作品賞受賞作からセレクトした映画音楽のベスト盤。演奏は、ザ・シティ・オブ・プラハ・フィルハーモニック・オーケストラ。

　アカデミー賞といえば、日本でもすっかりお馴染みとなっているアメリカ映画の祭典のこと。その歴史は古く、第1回は1928年に開催。以降、2012年現在まで第84回を数えるほどに続いている権威ある賞の一つとなっている。アカデミー賞にノミネートされた数々の作品には、印象的なテーマ音楽も大きな存在で、秀逸なメロディーにて奏でられるテーマ音楽は、その作品の世界観を伝える重要な要素となっており、音楽を入口として作品に入って行く映画ファンも多くいることと思う。

　当アルバムは、アカデミー作品賞受賞作の中から有名な作品や有名なメロディーをセレクトした聞きやすい内容となっている親しみやすいアルバムとなっている。ファンタジーにして壮大なスケールの作品のテーマが多いため、メロディーを聞いていても遥かな広がりを感じる音楽が多いのが特徴。一度聞いたら忘れられない独創的且つ美しいテーマの数々は、作品を見ていなくとも聞いたことのあるメロディーについつい耳を傾けてしまうそんな名曲ばかりが収録されている。

　私は、この中のほんの一部の作品しか鑑賞していないが、テーマに関しては聞いたことのあるものがほとんど。TVCMなどでの予告編で耳にした程度だが、映像と音楽がしっかりと関連づけられて記憶されているという点では、映画作品に於いて音楽がいかに重要であるかということの証しだと思う。私的には、（6）「ゴッドファーザー」のテーマが好み。この作品は「III」まで鑑賞しているが、このテーマは作品の世界観を印象深く表現し且つ深みのある切なさも持ち合わせており、聞く度にうっとりとしてしまう。（9）「炎のランナー」は、ヴァンゲリス特有の高らかに美しく流れるメロディーが秀逸。

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