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「交響詩 銀河鉄道999」
投稿日 : 2002/03/04 22:26
投稿者 Excalibur
参照先
映画の『999』の音楽担当者が、TV版と同じだと知った時はかなりガッカリした。なんせTVのBGMにはまるで馴染めなかったからだ。先に、主題歌がゴダイゴだと知って落胆していたところへ更なる追撃ち。指折り数えて公開を待っていたのに、突然お先真っ暗――大げさに言えばそんな気分。
ところが公開前にこのLPを聴いて、アレっと思った。TVとは全然違う聴きやすいメロディ・・・簡単に言っちゃえば「自分好み」の音楽ばかりで、これならイケるんじゃない?――失望は希望へと変わる。そして映画を見て、青木望を見直したのである。それでも相変らずTV版には最後まで馴染めないまんまだったけど・・・。
お気に入りは「心の詩とアルカディア号」の後半、つまり<ハーロックのテーマ>と言ってもいい部分。ハーロックの登場シーン、アルカディア号の戦闘シーンに使われたこのメロディ、短いけ実にカッコ良い。これぞハーロック!ってなもんである。他の作品でも使って欲しかったよなぁ。
女性コーラスをフィーチャーした幻想的な「惑星メーテル」も良い。惑星崩壊のスペクタクルなシーンに、この官能的なメロディを当てはめたセンスは凄いと思う。同じくコーラスを用いた「氷の中のレクイエム」も悪くない。どことなく郷愁を誘われる切なさが、逆にシャドウの残酷な運命を象徴しているかのようだ。
「メインテーマ」は題名ほどあっちこっちで使われていないのが惜しいけど、希望に満ちた力強いメロディーライン。近年、映画『銀河鉄道999/エターナルファンタジー』の予告編でも使っていたけど、やっぱりこれがないと『999』の映画は始まらないなーと思ったもんだ。
そして「終曲」・・・あの鉄郎とメーテルの別れのシーン・・・。同じメロディを(ちょこっとずつ変えながら)何度も反復し盛り上げる、あの名場面・・・泣けるよなぁ。その後でゴダイゴの歌が流れるとガクっとくるんだけど・・・。
というわけで、このメロディはそのまんま続編の『さよなら銀河鉄道999』でも使って欲しかったのだけど、音楽担当者は交替。そしてまたもや大ショック!――というのはまた、別のお話。
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データ
投稿日 : 2002/03/04 22:26
投稿者 Excalibur
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1.序曲―メインテーマ
2.”鉄郎”勇気ある少年
3.惜別そして未知への憧れ
4.”テイキング・オフ!”銀河の彼方へ
5.氷の中のレクイエム
6.可憐な少女ガラスのクレア
7.時間城へ
8.愛の目覚め
9.心の詩とアルカディア号
10.惑星メーテル
11.銀河に散ったクレア・・・涙
12.終曲―別離そして新たなる出発(たびだち)

作曲/青木 望
指揮/熊谷 弘
演奏/コロムビア・シンフォニック・オーケストラ
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