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「勇午 〜交渉人〜/1st. NEGOTIATION 〜パキスタン編〜」
投稿日 : 2010/06/27 17:28
投稿者 久保田r
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<スタッフ>
監督:岸誠二
キャラクターデザイン:松本剛彦
シリーズ構成:佐藤和治
アニメーション制作:ジーアンドジーディレクション
絵コンテ:岸誠二
原作:真刈信二、赤石修
脚本:佐藤和治
音楽:上田益
WEB:http://www.yu-go.jp/

<キャスト>
別府勇午:萩野崇/小暮蛤一:千葉進歩/繭子、ライラ:かかずゆみ/アリ:銀河万丈/ラル:家中宏/ハジ:塚田正昭/アーマド:堀内賢雄/殿井:藤本譲/ラシッド:宝亀克寿/りょう子:進藤尚美/木村:石塚堅/交渉人:松山鷹志/運転手:長島雄一/管理人:斉藤貴美子、他

2004年
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最終話「約束」
投稿日 : 2011/01/08 17:39
投稿者 久保田r
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 検問所では、ライラが手首に赤い布を巻いて踊っていた。ハジを乗せたトラックにライラと勇午が乗り込み、検問所を後にする。アーマドの制止を振り切り、ハジは勇午と共に炭坑跡に行く。身代金と引き換えに人質が勇午のもとに返され、交渉は成立。そこへ、軍が攻撃を開始。激戦が繰り広げられ、勇午はライラに人質のことを頼み、囮となって走り出す。軍の攻撃に押され、アリと勇午たちは坑道へと退却する。ハジが坑道の入り口を命をかけて守り抜き、アリはハジの名誉を回復する。繭子は人質となっていた父と無事に駅で再会。勇午はアリと別れて線路に沿って歩き、途中でライラと再会する。

 全6話であるので、クライマックスもエンディングもこれといった特別な盛り上がりがないまま最終話を迎えたが、その分淡々として見ることができた作品だった。優しさがあって頭の切れがよく勇気と行動力のある交渉人の勇午は、まさしく作品の主人公で、体格や風貌では、アリの方が数段存在感が上であったが、何物にも縛られない勇午の柔軟な姿勢は、当事者とその周りによく目が配られてあり、信用に足る人物として描かれてあって良かった。広い視野と深い洞察力と鋭い観察眼と人望。交渉人の凄さが描かれていた。
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第5話「信頼」
投稿日 : 2011/01/08 17:39
投稿者 久保田r
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 アリの信頼を勝ち得た勇午は、交渉を始める。あくまでも対等な立場で話し合い、身代金の受け渡し場所とその方法について話す。そのためには、村の住人全ての移動を余儀なくされ、軍の目を躱しながらアリと勇午たちは移動を開始する。勇午は、無線で東京へ連絡する。その無線をキャッチした軍は行動開始。人質の娘の繭子は、身代金受け渡しのためにパキスタン入りする。

 ようやく交渉らしい交渉が始まった。アリと対等に会話する勇午が頼もしい。地の利があるアリたちよりも、勇午の方が判断が冷静なところも良いところ。向かって来るヘリに立ち向かうアリと、それを手助けする勇午の連携プレーが見所。それにしても軍の過激な行動には恐怖感を覚えるほど。
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第4話「勇者」
投稿日 : 2010/09/15 17:00
投稿者 久保田r
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 アリの拠点へ連れて行かれた勇午は、翌朝、太陽が昇るなり平らな岩の上に張り付けにされる。灼熱の太陽に照らされ、喉は乾上がり、焼けた石に背中の肉が焦げるも、勇午はコーランを唱えて生き存える。続く蟻の拷問にも耐え、牢を抜け出したライラの助けを得て勇午は一命を取り留める。勇午は自らを勇者と呼び、アリを罵倒する。怒ったアリは、腕力で勇午の頭を砕こうとするが、勇午の首にかかっているペンダントを見て「どこで手に入れたか」と問う。そして勇午は、自分こそは勇者であると宣言し、自らの腕にナイフを突き刺し、アリの信頼を勝ち得る。

 アリの拠点へ着くなり勇午の交渉術が始まるのかと思いきや、拷問のシーンから始まったので少々えぐかった。普通の日本人ならとっくに死んでる…というような拷問を、勇午はコーランを唱えることで肉体的な痛みを感じないようにし、己の体を張って相手の信頼を得るという交渉の第一段階を見事クリアした。交渉人って命がけだ…が、たっぷりと描かれている内容。
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第3話「接触」
投稿日 : 2010/09/15 17:00
投稿者 久保田r
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 ライラと共にアリのいる拠点へと向かった勇午は、道中で無線を使用して日本にいる繭子へ連絡を取るが、軍に傍受されてしまう。軍の追跡と尋問を受け、勇午はそこから徒歩で拠点へと向かうことになる。ライラは自分の意思で勇午について行く。軍の追跡ヘリから逃れるため、砂漠の途中にあるアリの組織の予備の弾薬庫へ入り込む。そこで見張りの者に捕らえられ、勇午とライラは目隠しをされた状態で拠点へと連れて行かれる。

 拠点へ向かう道中の出来事を描いているため特別な事態などはなく、割とあっさりとした内容。軍の尋問を躱すシーンは、敏腕交渉人らしい機転さであったが、そもそも無線が傍受される危険性は計算済みなのであろうか。その辺りのことがよく分からず、自ら危険を招いたようにも見えたシーンであったが、この後のストーリーで無線の必要性が分かるかも知れない。

 ライラが献身的で健気で可愛い。始めのうちはお荷物になるのかと思ったが、勇午のことをよく見ており、機転を効かせて行動するところがいじらしい。
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第2話「決意」
投稿日 : 2010/06/27 17:29
投稿者 久保田r
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 パキスタン入りした勇午は、街で誘拐犯の首領のアリの写真を手に入れ、それを見ながら歩いていたところを陸軍の兵士に見咎められる。その後アーマドと接触し、ハジと会う。勇午は、ハジに協力を要請し、ハジのアリにより失われた信頼を取り戻すと約束する。夜。港でアーマドと再会。アーマドは、ハジの三男であり面倒見のよい男で、ハジから託されたものを勇午に渡し、勇午はアーマドにパスポートを預けた。そして、港で助けた舌を失った少女、ライラと共にアリの拠点へと向かった。

 目が慣れてきたためか、わりとすんなりと見ることができた。勇午は、海外旅行慣れしているのであろうが、情勢が不安定なパキスタンの中を単独で行動したり、路地でのいざこざに首を突っ込んだり、外で昼寝をしたり、会ったばかりの人間にパスポートを預けるなど、度胸がいいのか無防備なのか、ともかく自分のペースで行動し、相手もまたそれに合わせて行動するといった展開。勇午を中心として周囲が動いているあたり、主人公らしさが表れているけれども、いずれ危ない事態に遭うのではなかろうかと少々危なっかしい感じのキャラクター。とはいえ、勇午の勘の鋭さは優秀な交渉人らしい格好よさ。
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第1話「交渉人」
投稿日 : 2010/06/27 17:28
投稿者 久保田r
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 「月刊 アフタヌーン」から「イブニング」に移籍し、現在も連載中の”交渉人(ネゴシエーター)”を取り扱った作品のアニメ化。若くして優秀な交渉人である勇午の活躍を描く。当作品は、「パキスタン編」として、パキスタンの反政府組織に誘拐された日本人男性を救うべく勇午が現地へと趣き交渉をするというもの。

 ストーリーの出だしは、別の日本人交渉人が交渉に失敗し、殺されるというシーンから。このスタートが少々判り難い。登場人物の身なりから日本ではない外国のどこかということは分かるのだが、交わされている会話の中味が汲み取れないままショッキングなシーンにより幕開けというスタイル。その後のストーリーの展開も、現在進行形を描きながら主人公、勇午のモノローグにより事の経緯を説明しているので、行きつ戻りつといった描写が多く、事態を把握するのに少々時間のかかる展開となっていた。

 どうやら主人公の勇午は優秀な交渉人らしいのだが、それを裏付ける説明的な描写がなく、どういった性格の持ち主でありどういった生い立ちなのかといったバックボーンが伝わって来ないため、勇午がいい人なのかどうか判別し難い点が今ひとつ。絵を見ても、勇午の目からは生気が感じられず、本当にこの仕事に前向きに取り組んでいるのかどうかも分かりにくかった。それに加え、勇午の台詞の区切り方が独特で(勇午というキャラがそうなのか、それとも声をアテた声優さんの個性によるものなのか)、それに慣れるのにも時間がかかった。

 作品は全体的に、パキスタンの雰囲気の出すためか白茶けた感じの色味になっていた。
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