原作：門田泰明
脚本：木田紀生／望月　武
脚本・監督：行定　勲
プロデューサー：大川博史
アシスタントプロデューサー：宇野麻美子
ラインプロデューサー：齋藤寛朗
音楽：めいなCo.

三上博史／豊原功補／北村一輝／釈由美子
渡辺いっけい／近藤芳正／平田　満／岡本信人
石橋蓮司／麻生祐未／竹中直人／山崎　努

2002/8/1　ＢＳ−ｉ
2002/9/16　ＴＢＳ

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一流企業のエリートサラリーマンが、ある日突然企業の極秘研究を巡っての企業間のみならず国際的な暗闘に巻き込まれるという、「企業における危機管理の欠如」をテーマにした社会派サスペンス。宣伝とは違って「社会派ドラマ」というよりも「荒唐無稽なアクション映画」の色合いが濃く、キャラクターの相関関係やその背後関係が今一つハッキリしないこと、キャスティングのせいで途中で犯人バレしてしまう欠点もあるものの、前半のサスペンスムードから一転してＢ級活劇と化す後半まで、だれずに見ることが出来、良い意味で裏切られた。三上博史をはじめ出演者も豪華で、豊原功輔・岡本信人・竹中直人・山崎努ら脇も光っていて（釈由美子の起用は「？」だが、男ばかりのドラマに華を添えたということでマル）、ＴＶという枠を越えた肩のこらない娯楽作品として大いに楽しめた。もっと企業の体質云々へと踏みこんだ描写も欲しいところだったが、それでは重たくなりすぎて作品の意図とは外れてしまうだろう。もっとも原作ではどう描かれているのか知らないのだが・・・。

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