原作：ウォルター・スコット
製作：ニコラス・クレアモント／トム・クーン
監督：ラルフ・トーマス
脚本：フランク・エンカルナカオ／ラルフ・トーマス
音楽：アラン・リーヴス
　
ステイシー・キーチ／マーゴット・キダー／ニック・マンキューゾ
クリス・ホールデンレイト／レイチェル・ブランチャード
マシュー・ダニエルズ／トム・ラック／ジェームズ・ブラッドフォード

1995年

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英題に”Ｔｈｅ　Ｌｅｇｅｎｄ　ｏｆ　Ｋｉｎｇ　Ａｒｔｈｕｒ”とあるが（日本で勝手に付けたようだ）、何かの間違いだろう。宣伝文にも「アーサー王伝説に基づいた」とあるけれども、何か関係があるんだろうか。
原題は”Ｙｏｕｎｇ　Ｉｖａｎｈｏｅ”で、これは獅子心王リチャードや王弟ジョンの時代を舞台にした、サー・ウォルター・スコットの『アイヴァンホー』のＴＶ映画化作品。カナダ・フランス・イギリスの合作で１０００人のエキストラを動員し、２ヶ月に及ぶ長期ロケを敢行したということだが、製作が１９９５年で日本でのビデオリリースが２００２年の暮ということは、出来は推して知るべし。ヒロイン役の女の子は可愛いけれども主役は貧相だし、音楽も薄っぺらなのが頂けない。”『ハリー・ポッター』、『ロード・オブ・ザ・リング』に続く、スペクタクル・アドベンチャー大作！”というコピーは勇ましいが、ブームに便乗するために旧作を引っ張り出してきたというのが真相だろう。
原作では重要な脇役でロビン・フッドが登場するはずだが（実は未読）、この作品には出てこなかったのは残念。

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