「イッセー尾形ベストコレクション2004 大家族 クリスマス編」
投稿日 | : 2006/10/14 13:43 |
投稿者 | : 久保田r |
参照先 | : |
2005年3月16日 ポニーキャニオン
<収録演目>
「タクシードライバー」
「生物教師」
「ロシアの愛」
「大家族 クリスマス編」
Re: 「イッセー尾形ベストコレクション2004 大家族 ク
投稿日 | : 2007/01/07 17:26 |
投稿者 | : 久保田r |
参照先 | : |
一人芝居の第一人者、イッセー尾形の2004年ベストコレクション。お馴染みとなっている「大家族」の他に3ネタ収録され、どれも楽しく笑える作品ばかりが入っている。
トップの「タクシードライバー」は、東北自動車道でタイヤがパンクしたタクシードライバーを演じている。母親が危篤という知らせを受けて宮城まで向かうという家族を乗せていて、突然のパンクに慌てふためくタクシードライバーを演じている。妙な関西弁まじりで「頼むでしかし」と言っていて、おどけたキャラクターが可笑しい。タイヤ交換しようにもスペアタイヤがなく、事情があってJAFも呼べず、仕方なく東京から仲間のタクシーが来るという展開に。待っている間に家族間に内輪もめが始まり、「あんたも天罰。私も天罰。みんな天罰!」と言って終わりになる。
「生物教師」は、授業で猫の解剖をしてしまい、それが問題となって窮地に立たされている教師を演じている。「命の尊さを教える為に解剖をした」とは言うもののやはり学校の授業ではやり過ぎで、生徒たちの前でぼやきまくっているのが哀愁を誘う。
続く「ロシアの愛」は、初老の婦人に扮しており、この歳になって結婚して新婚旅行でロシアを訪れている様子を演じている。「ベストセレクション2003」では(レビュー:http://chaos-i.com/review/video/patio.cgi?read=94&ukey=0)お年寄りの男性がパリを訪れる「パリにて」という演目を演じているので、それと似ている演目。今回は、同行している男性をからかう本人は茶目っ気があるつもりの初老の婦人になりきっている。
ラストは、お馴染みの「大家族」。家族が日頃世話になっている人が入院したので、みんなで見舞いに行って病室でクリスマスをしようという流れなのだが、相変わらず父ちゃんがはっちゃけていて面白い。去年よりも話が進展していて、離婚した母ちゃんが再婚したのだそう。この大家族ネタはずっと続いて欲しい。