2004年8月18日　ポニーキャニオン

　テレビ静岡で2004年に放送されたテレビ番組のDVD化。お笑い芸人コンビ・北陽が、芸人に以外になりたい職業を体験するという企画の番組で、二人一緒に仕事体験をするのではなく、それぞれ一人ずつが体験し、体験後に相方に感想を報告するという内容。

　体験した職種の数は、全部で12。「アイドル」（虻川）「飼育員」（伊藤）「アナウンサー」（伊藤）「和菓子職人」（虻川）「自動車教習所教官」（伊藤）「アクションスター」（虻川）「パン職人」（伊藤）「保育士」（虻川）「フードスタイリスト」（伊藤）「大道芸人」（虻川）「メイクアップアーティスト」（伊藤）「占い師」（虻川）（以上、収録順）

　傾向としては、伊藤さおりの方が女性の好みっぽい職種を体験しているが、中には「自動車教習所教官」や「飼育員」という体力を必要とする職種にも体験しているので、この辺りが芸人らしさを出しているかと。「自動車教習所教官」では、AT車でギヤをバックに変えることが出来ず、車庫入れも出来ず、途中から主旨が変わって「運転が上手になりたい！」となっている。その他の職種体験でも意識して面白いコメントをするといったこともなく、割合と素に近い伊藤さおり個人の職種体験といった感じ。

　虻川美穂子の方は、体を張った体験が多く、バラエティに富んだ職種を体験しているので、コントっぽい雰囲気がややある。でも体験していくうちに真剣な顔つきとなっていくので、決して面白半分にやっているわけではないのが分かる。「保育士」では0歳〜5歳児までの子供とやや緊張しながら接し、「アクションスター」では、体をボコボコにしながら頑張っていた。しかしやはり彼女は面白いところが良いところなので、トップの「アイドル」が最も彼女らしくて面白かった。

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