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「温厚な上司の怒らせ方」
投稿日 : 2008/06/04 17:18
投稿者 久保田r
参照先
2006年9月22日 ビクターエンタテインメント

 なんとも奇妙なハウツーもの。「笑わせ方」や「喜ばせ方」ではなく、「怒らせ方」を学ぶDVD。人はどのような言動や行動を取られると「怒り」を覚えるかという行動パターンを初級・中級・上級のランクに分けて学ぶことができる。

 「温厚な上司の怒らせ方」というタイトルではあるけれども、会社関係に限定した内容にはなっておらず、一般的な「怒らせ方」が収録されている。このタイトルは、いかに温厚な上司といえどもこのDVD収録の「怒らせ方」を実践すると怒らせることができる…といった意味ではないか…と思う。

 返事の「はい」だけでも言い方一つで相手を怒らせることがでたり、質問に「は?」「で?」と返答するだけで怒らせることができたり、質問しておきながら相手が答えようとすると「黙って!」と裏切ったり、相手の行動や状態に「〜だし」と付けて言ってみたり、内心で思ってることを小声で言ってみたり、相手にピッタリと接近してみたり、必要以上に観察してみたり…と、バリエーション豊かな「怒らせ方」が収録されている。

 こういった「怒らせ方」は、相手やシチュエーションによって使い分けることで、上級になればなるほどあからさまな態度ではなく目線一つで自分の意思を伝えることができる有効なコミュニケーションの一つだと思う。このDVDは「怒らせ方」の演技指導でもあると思った。

 このDVDを見て思ったのは、「怒らせる」と「笑わせる」は紙一重であるということ。バラエティ番組を見ていても、ドッキリやいたずらなど、度を超したら「怒らせる」というスレスレのものが多い。このDVDは、「怒らせ方」を強調して見せているので笑いに類する内容となっているが、実生活レベルの視点で見てみるとためになる情報が多い。人のフリ見て我がフリ直せ…ならぬ、DVD見て我がフリ直せ的な内容。
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