「嵐になるまで待って」
投稿日 | : 2009/03/11 17:45 |
投稿者 | : 丘澄絵梨奈 |
参照先 | : |
演劇集団キャラメルボックス 2002サマーツアー 「嵐になるまで待って」
DVD収録日:2002年9月4日
<あらすじ>
声優志望のユーリは、テレビアニメのオーディションで見事、合格!
その顔合わせの席で、作曲家の波多野と出会う。
波多野には、口から出す声とは別に、もうひとつの声があった。
誰にも聞こえないはずの「2つ目の声」が、なぜかユーリの耳には聞こえた!
そのことに気づいた波多野は、ユーリから声を奪う。
第1回の録音まで、あと5日。
はたしてユーリは声を取り戻せるだろうか。
<キャスト>
ユーリ 岡内美喜子
幸吉 細見大輔
波多野 岡田達也
雪絵 忍足亜希子(客演)
滝島 大内厚雄
勝本 畑中智行
チカコ 中村亮子
津田 佐藤仁志
高杉 三浦 剛
広瀬教授 西川浩幸
Re: 「嵐になるまで待って」
投稿日 | : 2009/03/11 20:21 |
投稿者 | : 丘澄絵梨奈 |
参照先 | : |
生で初めて見た、キャラメルボックスの作品がこの「嵐になるまで待って」で、DVDが出たら買おうと思っていましたが、なかなか買うことができず 今回に至りました。
実際に劇場の客席で見た作品でもあったので、DVDを見たら 当時の記憶がよみがえってきて泣きそうになってしまいました(苦笑)。
映像が鮮明できれいなので、役を演じている皆さんの表情等をはっきり見ることができました。
オープニングの手話ダンス、照明の演出がとてもきれいでした。
この作品はサスペンスで、シリアスなストーリーですが、要所要所に入っているアドリブのおかげで、和むことができました。
西川さん演じる広瀬教授のアドリブに 笑いが止まりませんでした。
幸吉くんを演じる細見さんの声が大変よくとおっていて 印象に残りました。
クライマックスの波多野とのアクション場面も、長身を活かしたアクションでカッコよかったです。 傘でガラスを割る場面は大迫力でした。
このクライマックス場面はユーリを守ろうとする幸吉くんの必死さが伝わってくる場面でした。
「俺はユーリを好きになっていない。これから好きになるんだ!!」というセリフも印象的です。
前半の、ユーリ役の岡内さんとの会話場面でのアドリブが面白かったです。
また、このDVDを見ていて特に印象に残ったのが、再演に続いて、再び波多野を演じた岡田達也さん。
私が劇場で見たときよりも狂気が増していたように思いました。ものすごく怖かったです。
「キャラメルボックスTV」で見た再演版(1997公演)の波多野よりも、倍の怖さでした。
再演時は優しい面も見せていて、それがクライマックスになってだんだん狂気になっていく感じでしたが、今回は若干、狂気の演技が強く出ていたように思いました。
お姉さんの雪絵さんと接する場面や前半のユーリとのやりとりは優しさが出ていました。
ですが、ユーリが2つめの声に気づいてからの突き刺すような視線、クライマックスでの狂ったような高笑い(死に際にも笑っていて、メチャクチャ怖かったです…)そして、「ユーリ!!」と大声で叫ぶ場面は、心臓が止まりそうになりました。
すごく怖かったですが、再演のときよりもさらに役を掘り下げた波多野を見られたような気がしました。