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「ウルトラマンティガ外伝/古代に蘇る巨人」
投稿日 : 2001/01/28 21:49
投稿者 Excalibur
参照先
平成ウルトラ3部作の完全新作ビデオ・シリーズ第一弾。
かつての『ウルトラマンティガ』の主人公ダイゴの息子であるマドカ・ツバサは、ネオスーパーGUTSの訓練生。その訓練飛行中に突然現れた怪獣と共に時空を越えてしまい、古代縄文期のティガの里へと辿り着く。
時代設定は『ティガ』『ダイナ』の後(西暦2038年というから単純計算で『ティガ』スタートより31年、『ダイナ』終了からも18年後)でありながらも、物語の中心となるのは5000年前の世界。そこは「光の巨人伝説」が残る土地だった・・・ということは劇場版で描かれたティガの過去話とこの作品との間には、まだまだ語られていない多くの物語があるということでもある。そしてTVシリーズ第一話との間も。
スパークレンスを手にしたツバサが躊躇なくティガへ変身するのは凄いが、ティガの力を使いこなせない理由を、「光の巨人であるよりも、ただの人間でいたい」と願った父のDNAが自分に受け継がれ、これが一体化を阻んでいるという解釈は新鮮。『ダイナ』世界でダイゴが前線を離れている理由の一つがそこにあるという解釈も成り立つからだ。
ただ、45分という時間のせいもあってか総じて舌足らずになってしまったのはちょっと惜しい。時空を越えてしまったことをスンナリと受けとめるツバサ。そのツバサを何の疑問もなく受け入れるティガの里の人々。いづれも物分りが良すぎる印象が残ってしまうだけに。また、劇中にはGUTSやスーパーGUTSの隊員を演じた役者が多数別の役で出演しているが、これがうまく活かされていないのも残念。何らかの伏線なのかなとも思っていたが、特別には触れられていない。唯一、旅の剣士マホロバがツバサの姉・ヒカリに似ていることが、両者の関係を匂わせる程度である。
いづれにせよ、これ一本で終わらせてしまうには惜しいキャラクターやシチュエーションであり、何らかの形での継続を望みたい。アムイを中心にしたティガの里の物語も、未来世界でのツバサの新たな物語でもどちらでも可能であることだし。「この作品から『ティガ』は第二段階へ入る」という円谷社長のコメントを信じて、次なる企画を待ちたい。勿論、ダイゴ(=長野博)を中心にした企画というのも想定されているようだし、まだまだ『ティガ』伝説は終わらない。
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こぼれ話 (^_^)
投稿日 : 2001/05/27 02:30
投稿者 Excalibur
参照先
マドカ・ツバサの命名者は、長野博と円谷一夫社長。ということで、文字通りダイゴが名付け親ということだそうです。
また劇中ではツバサの姉・ヒカリにそっくりという設定のマホロバですが、当初は母親であるレナそっくりという設定で、吉本多香美の起用も検討されていたのだとか。
平成3部作のビデオ新作シリーズでは、唯一この作品だけ主演俳優が登場しないだけに、実現しなかったのはちょっと惜しい気もしますねー。勿論、山崎ゆりに不満なわけじゃぁないですけど (^_^;)。

DVDには特典映像としてメイキングが収録されていますが、タイトルに「マホロバ編」と出て、終始山崎ゆりを追っかけます。当然次には「ツバサ編」や「アムイ編」もあるんだろうなーと期待していると、なんとそれだけで終わり。ツバサ役の山口翔吾をはじめとする他のキャストは全然紹介されません・・・。これってちょっとひどくないですか〜?
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