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「3LDK」 我が家
投稿日 : 2008/12/02 16:58
投稿者 久保田r
参照先
2007年6月21日 ビクター・エンタテインメント

<内容紹介>
ガソリンスタンド/教習所/プロポーズ/三者面談/ラーメン屋/特典映像「我が家の我が家訪問」

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 3人で立ち位置をクルクルとローテーションしながらネタを披露するパフォーマンスがウリのお笑いトリオのショートコントを収めたDVD。三者三様の個性が生きているネタが面白く、ボケとツッコミのバランスとテンポの良さが見所。

 DVDの収録内容は、ショートコントの本編が24分、特典映像が27分という、どっちが主力なのか分からない配分となっているが、本編はもちろん特典映像にもダラダラ感がなく、両方楽しめる内容となっている。でもやはり何と言っても本編のショートコントが面白い。「ガソリンスタンド」では、店員役の坪倉と谷田部が窓拭きから変なミニドラマが展開されるし、「教習所」では、ホストの生徒役の坪倉が先生役の杉山に対して妙な軟派な態度でボケまくるし、「三者面談」では、生徒の父親が担任の父親だったという変に深い設定で笑いを生んでいるし、「ラーメン屋」では、店主役の坪倉が新人に教えるフリをして客に暴言を吐くという笑いが面白い。

 4つのショートコントに挟まるようにして、ローテーション漫才の「プロポーズ」が入っている。「野球選手だったら」「サッカー選手だったら」「料理人だったら」「福山雅治だったら」「芸人だったら」などの色々なパターンのプロポーズネタが展開され、中でも「俺のバットはお前のものだ」「俺のタマはお前のものだ」と下ネタを言う坪倉に対して「言わせねーよ!」とツッコミを入れる杉山が楽しい。

 映像特典の「我が家の我が家訪問」は、3人がそれぞれのメンバーの部屋に本人がいない時に潜入してイジるというもの。3人とも実家住まいという点が共通しており、坪倉の部屋は、普通に散らかった男の人の部屋。目覚ましが3つもあり、坪倉と谷田部が何かしらリアクションを起こす度に「ジリリリ〜!」と鳴ったのが面白かった。谷田部の部屋は、スペースが狭いためか整理整頓されており、特にイジり所もなく終了。ミドレンジャーの衣装があり、杉山がそれを着ていた。坪倉の両親は市場で店を経営しており、実家は3階建てという立派さ。部屋は広く、クローゼットの中からヤンキー時代の写真が現われ、谷田部が坪倉のヤンキー時代の服を着てファッションショーをしていた。

 この「我が家訪問」は、「我が家」の笑いの質が窺い知れるなかなかに奥深い映像特典。杉山と谷田部は、小学校からの長い付き合いで、子供時代を知っている仲。一方、坪倉は、横浜で経済的に余裕のある家庭で育ち、ある意味二人とは対称的な環境での育ちだが、笑いでは谷田部と息の合ったネタを繰り広げ、3人の微妙なバランスを笑いに生かしている。上から物を見る目線を持つ坪倉と地味な谷田部の組み合わせはいい味を出しており、その二人に杉山がツッコミを入れることで「我が家」ならではの笑いが生まれている。
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