日本の、特に東映ヒーロー物を再構成した『ロボコップ』、その逆輸入版であるＴＶ『機動刑事ジバン』、更にそのアダルト・ヴァージョンというべきものが本作である。
しかし東映らしい詰めの甘さも見られる。ヒロイン御子柴かおるは、はたして人間として再生されたのか、それともサイボーグもしくは半分以上ロボット化されて・・・？　それによって意味合いがだいぶ違ってくると思うが。
キャスティングも佐野史郎、石橋雅史、西沢利明といった渋いところを使っているのだが、中村あずさに魅力ナシ。ＰＡＲＴ２も予定しているようだが、それならばもっとスカッとした作品にして欲しい。主人公以外全員が死ぬ展開はちょっと・・・。それに、どういう年齢層を対象にしているのかも不明確。
音楽は主題歌が鈴木キサブローと渡辺宙明で、ＢＧＭは川村栄二だが、アクション関連は殆ど『仮面ライダーＢＬＡＣＫ　ＲＸ』からの流用だった。
今後「Ｖ　ＣＩＮＥＭＡ」レーベルでは「宇宙刑事」の新作も予定されてるようだがどうなりますことやら（と書いて１０年以上。現在に至るまで製作決定の報は聞えてこない）。

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