「百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊」
投稿日 | : 2001/08/09 23:22 |
投稿者 | : Excalibur |
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スーパー戦隊シリーズのVシネマ第8弾。従来は前作番組のヒーローとの競演がウリだったが、今回は25周年記念ということからか歴代スーパー戦隊からセレクトされた<ドリーム戦隊>との競演が目玉になっている。
死んだはずのはぐれハイネス・ラクシャーサが復活。ガオイエロー、ガオブルー、ガオブラックの戦士の魂を奪ってしまう。戦意を喪失する3人。ガオレッドはガオホワイトに3人を守って脱出するように指示する。ただ一人オルグをくいとめるレッド。その上ホワイトを含めた4人の手からGフォンが飛び去ってしまう。自分のGフォンを捜し求める4人は、そこで歴代戦士たちに出会うのであった・・・・!
正直言えば全篇アクションばかりだし、1/3以上が旧作からのライブ映像だからドラマとしては面白くはないのだが、これはなかなか燃える!有無を言わさずワクワクする!(笑) 今は劇場版が製作中だけれども、作品の出来はともかくとしてこういう内容こそ「お祭り」に相応しいと思うんだけどなァ。こっちを映画でやってくれれば絶対行くんだけど・・・・(苦笑)。
戦意を喪失したガオレンジャーを鍛える役どころで登場する先輩戦士は、レッドファルコン/天宮勇介(from『超獣戦隊ライブマン』)、メガピンク/今村みく(from『電磁戦隊メガレンジャー』)、ギンガブルー/ゴウキ(from『星獣戦隊ギンガマン』)、ゴーイエロー/巽ダイモン(from『救急戦隊ゴーゴーファイブ』)、そして『ジャッカー電撃隊』行動隊長・番場壮吉ことビッグワンという面々。なんでこういう人選なのかはわかりません。誰でもいいとは言わないけれども、ビッグワン以外は他のキャラでも置きかえられるかなー、とは思うけど。ラストバトルでは歴代全戦隊のレッドヒーローが総登場するというインパクトの強いシーンもあるけど、これはハッキリ言って顔見せでしかないが、素顔の戦士たちのパートではかなりマニアックなシチュエーションや小道具、それに挿入シーンと相俟って歴史を感じさせてくれる。インパクトのある映像といえば他にもライブフィルム使いまくりの大胆な合成カット続出で、歴代巨大ロボットや母艦が巨大化したラクシャーサに攻撃を仕掛けるシーンも唖然としたりして・・・・? またラクシャーサの声が飯塚昭三で、独特の低音で「ルロロロロ〜」と聞かせてくれるのも嬉しいところ。なかなかねらっているなぁ。
というわけで特に『ガオレンジャー』の予備知識ナシでも、<スーパー戦隊シリーズ>に感心のある人にはとりあえずお勧めであります。
作品データ