トップページ > 記事閲覧 
「GATCHAMAN」
投稿日 : 2001/09/09 21:35
投稿者 Excalibur
参照先
あの『科学忍者隊ガッチャマン』のリメイクOVA。
正直企画を聞いたときは期待も何もしなかったのだけれども、発売直前にニッポン放送が「オールナイトニッポン」を使って特番を放送、これが効いた。条件反射のようなものだけれども、やはりぐっとくるものがあるのは、そういう世代だからなんだろう。
設定を見る限りでは期待半分不安半分というところだったが、動いている作品を見ると不思議と違和感は少ない。前作リメイク版『キャシャーン』が、ブライキング・ボスだけオリジナル・キャストの内海賢二を起用し後は一新させたのと同様に、今回も総裁X役の田中信夫以外は別キャストだったが、大鷲の健の小野坂昌也、コンドルのジョーの石井康嗣、南部博士役・沢木郁也はそれぞれ森功至、佐々木功、大平透を彷彿とさせ、ベルクカッツェの塩沢兼人に至ってはオリジナルを凌駕するかの出来映え(といってもこの場合はキャラクターに対するアプローチが違うわけだが)。結構いける作品となっていた。
音楽は何故かアース・ウィンド・アンド・ファイヤーのモーリス・ホワイトとビル・メイヤ−ズが担当。アニメとしては非常に新鮮なサウンドを聴かせてくれるのだが、主題歌(「ガッチャマンの歌」)のメロディーは何らかの形で使って欲しかったものだ。
それに全3話で『ガッチャマン』ストーリー全てをカバーしようというのは、やはり無理がある。もう後2〜3本あれば傑作たりえていたかもしれないのが残念。
記事編集 編集
VOL.3 「ファイナルカウント0002」
投稿日 : 2001/11/16 22:16
投稿者 Excalibur
参照先
OVA版『ガッチャマン』のラスト・エピソード。
3本目にして最終計画発動ではギャラクターの組織力というかスケール感が感じられないが、これは仕方ないところ。作劇方法としては、例えばVOL.2とVOL.3の間に語られないエピソードがあった、という作り方も出来るはずだが、1と2の間もそうだが、さほど時間経過は置いていないようだ。
前作に対してスポットライトはコンドルのジョーへ。だが原作にあるジョーの過去話や、傷を負っているといった要素がオミットされてしまったために、ただの単独行動になってしまったのは残念。確かに3本では消化しきれない設定ではあるし、これで「ジョーの死」が回避されたのはファンにとっては喜ばしいことか。
ジョーに代わって悲劇を背負い込んだのは、再登場したレッドインパルスの隊長。やはり1エピソードで死なせるわけにはいかなかったようで、今回壮絶な最後を遂げる。物語の比重がジョーにシフトし、その分健の描写が減っているのでやや盛りあがりに欠けるきらいはあるものの、一応は花を持たせた退場ということになるだろう。
わからないのは最後に登場する謎の鳥人たちで、これが作品全体のカタルシスを著しく損なわせているように思えるのだが・・・。結末そのものも曖昧だし。
BGMは今回も<レッドインパルスのテーマ>をはじめとしたTVシリーズのものと、劇場版からも流用がある。当初から予定されていたのならともかく、画面に合う曲がなくて急遽流用したのだとするならばそもそもの音楽発注ミスだが、一応は古くからのファンへのプレゼントだと受けとめておくことにしよう。
記事編集 編集
VOL.2 「謎のレッドインパルス」
投稿日 : 2001/11/04 22:42
投稿者 Excalibur
参照先
ガッチャマンこと大鷲の健にスポットを当てたエピソード。
ギャラクターの秘密基地への潜入を計る科学忍者隊と、謎の組織レッドインパルスとの確執や協力を描いている。併せて健の過去話を持ち出し、レッドインパルス隊長が実は行方不明の健の父親なのでは、と示唆して終わる。流石に1本だけで消化するのは無理があったようだ。そもそもは3本で『ガッチャマン』をやろうという発想自体が間違いなのだが・・・。
OVA用の新曲に加えTVシリーズのBGMも流用。<レッドインパルスのテーマ>と呼べるほど、ファンにはお馴染みの曲である。
記事編集 編集
VOL.1 「ガッチャマンVSタートルキング」
投稿日 : 2001/09/29 22:39
投稿者 Excalibur
参照先
丁寧な作画でじっくりと作られた第1話。
ただキャラクターにしろ美術設定にしろ、かなりアレンジされているので、熱烈なファンには違和感たっぷりだろう。
元々タツノコ作品はアメリカナイズされているというか無国籍な雰囲気が漂っているので、どうアレンジしても大丈夫と思っていたのだが、流石に比較してみるとあの画期的なTVシリーズさえかなり日本臭かったのだな、と感じさせてくれるくらいボーダーレスな仕上りになっている。
キャラクターで違いが目立つのは、なんといっても主人公の健だろう。髪も短くまるで別人である。ジュンもかなりイメージ違うのでかなり戸惑いがある(戸惑いといえば、ジュンだけバード・チェンジする時にキューティーハニーもかくやというオール・ヌードを披露!!ちなみにCVはOVA『新キューティーハニー』のタイトルロールを演じた根谷美智子だったのは偶然?)。反対にほぼオリジナルのイメージを継承しているのはジョー。こればかりは変えられなかったのだろうか。
ストーリーはTV版の1話と2話(前後編である)の展開を、ほぼなぞった形。キャラクターやシチュエーションの紹介にこれだけの時間を割いているのだから、VOL.1としては充分。演出(構成)としては劇場版を参考にした雰囲気もあり、スケール感もうまく醸し出している。これで以後のシリーズ作品もこれだけの余裕を持って展開してくれれば良かったのだが・・・。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -