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「キカイダー01/THE ANIMATION」
投稿日 : 2001/12/02 20:50
投稿者 Excalibur
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CS放送された『人造人間キカイダー/THE ANIMATION』の続編OVA。
叙情的だった前作に比べて、開巻からアクション場面満載で雰囲気一新。続けて見ると違和感があるかと思うが、独立した新シリーズとして楽しめる配慮と受け取ろう。
原作コミックでは実写TV版に合わせる形で(『人造人間キカイダー』終了、新番組『キカイダー01』スタート)キカイダー01を登場させたものの、あくまでも主人公はジロー=キカイダーのまま。このアニメ版も本来なら『人造人間キカイダー』という題名のまま「パート2」を冠するか、あるいはストレートに13話(総集編をカウントするなら14話)を名乗るほうが自然だが、戦略上の題名変更ということだろう。出演者のビリングも「イチロー/森久保祥太郎」よりも「ジロー/関智一」が上で、Vol.1を見る限りでも殊更ゼロワン=イチローを強調した演出は見られないのは原作尊重の現れなのだろう。
一方ストーリー構成はかなり大胆に組替え、のっけからシャドウが登場。リエコとアキラ共々ジローを狙う。思わせぶりにミエコ(ビジンダー)もチラッと登場し、飄々としたキャラクターであった風天和尚を渋めの押え役に抜擢、ラスト・シークエンスで突如ハカイダー4人衆を登場させるなど引きもタップリ。全四話で原作を消化しきれるのかと不安だったが、これならいけるかもしれないと期待が持ててきた。
詰め込み過ぎで消化不良の面も多々あるが、TVアニメ版よりも作画レベルもアップし、見所は充分だろう。Vol.2以降も楽しみである。
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「RE−EDITION」
投稿日 : 2003/09/20 21:19
投稿者 Excalibur
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『キカイダー01/THE ANIMATION』<コレクターズDVD−BOX>用に作られた再編集版。
かなりの量の新作カット(早い話がリテイクだ)を加え、全4巻で発売されたものを一本にまとめたもの。ただ収録時間の関係からか、ディスク2枚にPART1、PART2と振り分けられている。
元々連続性の高いストーリー構成だった本作は、やはりまとめられると非常に観やすい。この調子で初めから2時間クラスの劇場用作品として作ってくれていれば、という欲も出てしまう。一話ずつだと気になった原作の改変も、一挙に見せてくれるとそんなには気にならなくなる。

ただし、紺野直幸自ら作画監督&監修として約300カット加えたという新作部分だが、見終わった率直な感想は「一体どこを直したんだ?!」というもの。確かに随分と良くなった部分もあるにはあるが、手を加えるべきカットはまだまだある――というよりも、後半部分はほぼ全面的にリテイクして欲しいくらい出来が酷いのだ。まだまだ高い金出させて売り出すレベルとは到底言えない。メーカー、スタッフは猛省すべし。
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VOL.4
投稿日 : 2002/04/03 06:21
投稿者 Excalibur
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続編OVAシリーズの完結編。そこには謳い文句にもなっていた「衝撃のラスト・シーン」が確かに描かれてはいる。だが、それは原作に遠く及ばないものだった。
発売スケジュールを一ヶ月延期してもなお低い作画のレベルには目をつぶるにしても、想い入れの強い作品なだけに、全体としてこの程度のモノしか作れなかったのか、というスタッフへの恨みは残る。
徹頭徹尾、ジローの敵として立ちはだかるハカイダー。そのハカイダーを盟主と頂くシャドウ。ジローとの関りが今一つ描ききれなかったイチローと零、それにミエコ。少ない時間で原作を消化する無理は承知の上での大胆なアレンジだということもわかるのだが、それでも変えてはいけないポイントは厳然と存在したのではないか。
例えば原作の前半におけるリエコを巡るジローとイチローの確執と、リエコのジローへの想い。そして後半におけるミエコのジローへの想いに対する葛藤。その中を自らの野望達成の為にこずるく立ち回るハカイダー。時に対立し、時に共感しあい、人間以上に人間らしい生の感情をぶつけあう、人造人間を使った<人間ドラマ>。その延長線上にあって、初めて生きてくる「衝撃のラストシーン」のはずである。
ところが、ギル・ハカイダーには、「ギル=ハカイダー」と「ギル≠ハカイダー」の屈折はなく、ジローとイチローたちの関りの描かれ方が中途半端なために、そのジローの行動の「衝撃」度は薄れてしまった。ビジンダーには原作と違った役割が与えられ、その伏線としてリエコとミエコのシンクロを描きもしたのだが、それが、例えばリエコのジローへの想いまでをも継承している、ということだったならば、原作とは違った恋愛劇も可能だったかもしれないが、ただ語り部としてのリエコの役回りを引き継いだだけ。これならば逆にリエコを最後まで生かしておくか、或いは端からリエコではなくミエコにキャラクターを一本化しておいた方が、物語の流れとしてはスッキリしたはずである。
原作をかなり自由にアレンジしながらも原作のテイストを損なわなかった前作『人造人間キカイダー/THE ANIMATION』に比べ、その物語に決着をつけるべく製作された続編がこの為体。原作ファンとして、そして前作のファンとして、竜頭蛇尾を惜しみたい。
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VOL.3
投稿日 : 2002/01/22 23:06
投稿者 Excalibur
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ザダム率いるシャドウのロボット軍団がジローたちを襲撃する。その危機を救ったのはキカイダー00=零。彼は光明寺博士の残した素体を元に風天和尚が完成させた、いわばジローの弟と呼べる人造人間なのだ。リエ子の発案で彼女の思い出の地へと向かう一行。だがそこにはシャドウナイト、ミエ子=ビジンダー、そしてギル・ハカイダーが待ち構えていた!そして明かされるリエ子の正体は?!
ということで相変らずアクション満載はいいのだが、原作改変度がかなり高い。ガッタイダーに続いてあっけなく退場するザダムは仕方ないにしても、ハカイダーがシャドウのボス? それにジローとリエ子の関りはもう少し掘り下げて欲しかった・・・。この分ではジローとミエ子には何も起こらないのだろうか。一応リエ子とミエ子のシンクロという伏線がVOL.2から張られてはいるのだが。なんだか段々トーン・ダウンしているのが気になる。そして作画レベルが著しく低下。売り物としてはかなり厳しい。VOL.4の発売スケジュールが1ヶ月延期されたのも宜なるかな。
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VOL.2
投稿日 : 2001/12/23 23:40
投稿者 Excalibur
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とにかくアクション、アクションである。
いきなりビジンダーが出てきてイチロー(01)と対決するわ、リエ子と共鳴しあうわ、ハカイダー四人衆は襲ってくるわ、合体してガッタイダーになるわ、と目まぐるしい。この調子でVOL.4まで行くのでは疲れて仕方がない。やはり4本でまとめるのにムリがあったのではないか。せめて6本くらいあれば、もうちょっと余裕のある展開が望めたのに。設定変更も含めて、このあたりは完結してからもう一度まとめなおすつもりである。
次回は00が登場するようだが、この流れからすると風天和尚が作ったか封印を解いたかのどちらかの感じだが・・・。
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