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「銀河英雄伝説外伝 黄金の翼」
投稿日 : 2000/10/26 23:23
投稿者 Excalibur
参照先
元々この作品は小説オリジナルではなく、道原かつみのコミック用の原作として書き下ろされたもの。アニメ化にあたっても、従来のアニメシリーズの延長ではなく、あくまでコミックのアニメ化というスタンスがとられた。これまで馴染んできたキャラクター・デザインやキャストも一新し、また音楽もシリーズの特色であるクラシックの流用は一切なく、この作品オリジナル曲で構成するという徹底ぶり。その為に番外編的色合いが濃すぎ、その評価は賛否両論である。個人的にも作画レベルの安定、緑川光・子安武人等キャストの好演等々を認めながらも違和感は拭い去れなかった。結果、クルムバッハを演じた石井康嗣の怪演が、その個性の強いキャラクター描写と相俟って強く印象に残る程度である。

因みにこの作品、劇場公開もされている。 
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黄金の翼
投稿日 : 2001/10/04 23:45
投稿者 久保田r
参照先
主役は無論ラインハルトとキルヒアイス。の2人なのですが、敵対する主役は誰かとなりますと、それはもちろん、国家の敵自由惑星同盟軍!・・・ではなくて、なんとラインハルトと同じ帝国軍のクルムバッハ憲兵少佐であったりします。この辺が、「黄金の翼」の面白さの一つではないかと思います。

物語の前半で、ラインハルトとキルヒアイスの出会いとアンネローゼを囲んだ幸せな少年期が描かれます。物語の転機は、皇帝がアンネローゼを見初めたことより訪れます。何よりも大切なアンネローゼを皇帝に奪われた二人は、軍人となって出世して皇帝よりアンネローゼを取り戻すことを堅く約束します。
物語後半は、僅か16歳で少佐となったラインハルトが駆逐艦艦長としてイゼルローンへいるところから始まります。そこへベーネミュンデからの刺客、クルムバッハがラインハルトの調査という名目で訪れ、二人はいがみ合うことになります。そんな中へ、同盟軍第五次イゼルローン遠征部隊が攻撃を仕掛けて来ます。戦いの最中、ことあらばラインハルトの命を狙おうとするクルムバッハと、それを阻止するキルヒアイスの攻防。ラインハルトとキルヒアイスは、戦闘中二つの敵と戦わねばならなくなります。緊迫した空気を孕んだまま、そろそろトゥールハンマーの発射のタイミングであると判断したラインハルトは、艦をイゼルローンへ帰します。
過去にない艦隊行動で持ってイゼルローンへ肉迫する同盟軍。帝国軍は味方艦がいるためにトゥールハンマーを撃てません。ですが、自分の代でイゼルローンが陥落するのは何とか避けねばならぬ、という脅迫観念に取り付かれたイゼルローンの司令官は、人命よりも大儀を優先し、味方艦と混戦状態を続けている自由惑星同盟軍へ向けてトゥールハンマーを発射。多くの味方の命を巻き込んで、同盟軍をやっとの思いで退けます。
そしてその頃、ラインハルトとクルムバッハは、既に放棄命令が出ているR9ブロックで死闘を繰り広げます。クルムバッハに追い詰められ、あわやという場面を迎えながらも、キルヒアイスの力を得て、ラインハルトはクルムバッハを闇にと葬り去ります。重傷を負ったキルヒアイスにラインハルトは言います。「俺より先に死んだりしないな」「ええ、ラインハルトさま」「約束だぞ。忘れるなよ」・・・果たされることない約を交わして、物語は終わります。

ああ・・・なんて辛い約束でありましょう(涙)。
この「黄金の翼」は、キャラの絵、音楽、声優を一新した、独立色の濃いビデオであります。もしこの内容で全く違ったストーリーで本編とリンクすることなく作られていたら、「銀英伝」というタイトルが付いていても全く別物として捉えられてしまうのでしょうが、そこは上手く「銀英伝」の歴史に食い込んだお話となっていますので、主役の声が違っていても、絶対に別物という感じがしません。この点はやはり、原作力の偉大なる力の為せる魅力なのだと思います。
それにしましても、この声優陣。この1作だけで終わるには勿体ないようなキャスティングではないでしょうか。このキャスティングを堪能するだけでも、充分に楽しめるビデオだと思います。
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作品データ
投稿日 : 2001/05/11 23:17
投稿者 久保田r
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原作:田中芳樹、道原かつみ(徳間書店キャプテンコミックススペシャル刊)
キャラクター原案:道原かつみ
メカニック原案:笠原彰
音楽:長谷川智樹

<CAST>
ラインハルト:緑川光
キルヒアイス:子安武人
アンネローゼ:村田博美
ヤン:原康義
アッテンボロー:横堀悦夫
セバスティアン:星野充昭
クラリベル:安永沙都子
クルムバッハ:石井康嗣
ハルスター:梁田清之
レンネンカンプ:仲木隆司
クライスト:藤本譲
ベーネミュンデ:鶴ひとみ
ヘルダー:亀井三郎
シトレ:佐藤正治
ヴァルテンベルク:根元嘉也
小形満
真地勇志
露崎照久
森利也
水内清光
石田彰
ナレーション:屋良有作

1992年
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