1995年6月　(株)バップ

企画構成：松本人志、浜田雅功
ナレーション：大竹まこと
協力：吉本興業
制作協力：Fact
製作・著作：日本テレビ

55分

＜収録内容＞
「クイズあしたからフィリピン人」
「逆さ言葉クイズ」
「怖い話」
「ヤンキーネタ・誘拐ネタ」

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　ダウンタウンが息長く続けている番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで！！」からリリースされたビデオ。フリートークが売りの番組だが、当初は演芸場で漫才をしていて、そのライブの模様が放送されていた。このビデオに収録されているのは、その記念すべき第1回目の放送の漫才と傑作漫才の数々。今ではお目にかかることの出来ないダウンタウンの漫才を楽しむことが出来る。

　やはり漫才たる漫才として出来上がっているネタなので、どのネタも以前に見たことがあっても笑えるネタとなっている。流行や時流に乗っからない言葉を使用しているので、その場限りの笑いではなく、いつ聞いても笑いのツボは不変という質の高いネタを作り上げている。これは、最近の笑いとは一線を画しているもので、ダウンタウンがれっきとした漫才コンビであるという確たる証のビデオだと思う。

　収録されているネタの中で最も印象に残っているのが「誘拐ネタ」。これは、松本人志のボケが絶妙で、一度聞いたら忘れられないネタとなっている。次に”上手いな”と思ったのが「怖い話」。これは、ツッコミとボケが逆転しているように見える会話の流れが上手いネタ。浜田がよくある心霊現象について説明すると松本が「いやいやいや…」と横から口を挟んで絶妙にボケる。ツッコミのようなツッコミではない、よく計算されたネタだと思う。

　ネタの前にはフリートークも入っているので、当時の空気を感じることも出来る。機会があれば見ることをおすすめしたいビデオ。

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