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「大ヤマト零号」
投稿日 : 2004/04/10 22:02
投稿者 Excalibur
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強大な七つのメタノイド艦隊の侵攻により、A銀河(天の川銀河)連合の艦隊は次々と撃破されてゆき、数億の惑星の艦隊も残るは僅かに六つ。そんな中、地球から大ヤマト零号がA銀河連合に参戦を表明。誰からも期待されないボロ艦である大ヤマト零号の目的は、その秘められた謎とは一体何なのか?

松本零士のコミック『新宇宙戦艦ヤマト』のアニメ化(TV・映画)が権利関係のゴタゴタから頓挫し、別作品として製作されたもの。『大銀河シリーズ 大ヤマト編 7 VS. 7』としてTV放映を目指していたがまたもや中断され、結局は再構成されOVAとして発売された。お蔵入りを免れたのは喜ばしいが、今度はきちんと完結するかどうかが不安である。

なお製作会社のサイトやDVDソフトのパッケージには、「今回発売される「大ヤマト零号」は、オリジナルビデオアニメーション用に松本零士先生によって創作され、(株)ベンチャーソフト社が新たに製作したSFスペクタクル巨編であり、テレビアニメーションシリーズ予定の「大銀河シリーズ 大ヤマト編 7 VS. 7」とは異なる設定となっております。こちらも現在企画進行中ですのでお楽しみにお待ちください。尚、上記2作品は共に「宇宙戦艦ヤマト」と関連する作品ではありません。」とあるのは、全く持って意味不明。本作品とは別に『大銀河シリーズ』を新たに構想しなおして製作するということか。
また『宇宙戦艦ヤマト』と無関係と強調しすぎるのも虚しい。大ヤマトのデザイン、ネーミング共に『ヤマト』そのものであるし、音楽も流用するなど事実上『ヤマト』のリメイク(変則的続編?)といっても過言ではないからだ。


原作・総設定・デザイン:松本零士
キャラクターデザイン:増永計介、メカニックデザイン:板橋克巳/赤石沢貴士
美術デザイン:辻忠直、総作画監督:須田正己、音楽:宮川泰/後藤次利
監督:勝間田具冶

(声)
オズマ艦長:ささきいさお、ムーア副艦長:銀河万丈、デンゼル艦長補佐官:諸角憲一
オキ:浪川大輔、ホンゴウ:皆口裕子、イヴァ:黒田嵩矢、ダイチ:野島健児
ビャクセツ:鈴木麻里子、アポローニア:朴?美、タネガシマ:斉藤志郎

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お話の方は相変わらず、なにがなんだかようわかりません。
投稿日 : 2013/09/07(Sat) 10:44
投稿者 Excalibur
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大ヤマト側に新キャラのハグロ・ヨウさん登場。
これって羽黒妖のことですよね?
『超時空戦艦まほろば』や『新宇宙戦艦ヤマト』なんかに出てきちゃ、思わせぶりな台詞を連発して周囲及び読者をけむに巻いている謎の美女。
本来は色々秘密を持った、キーとなるキャラクターのはずだったんでしょうけど、残念ながら意味不明の台詞を吐くぐらいしか役目がありませんでした。

また、銀河鉄道モドキが唐突に現れ、大ヤマトの艦内に”停車”してしまいます。
なんとビックリ!大ヤマトの中には、線路があって駅もあったんです。艦内移動用にレールを引いて人や荷物を運搬した、というのは実際の戦艦大和でもやったみたいですが、列車に乗ったまま戦艦に乗りこめるというのは凄いですなぁ。
ただ列車、エネルギーを補給する無人車のようね。どうせなら車掌さんとかメーテルを乗せておけば面白かったのに。

大ヤマト零号の相手も、これまではメタノイドラッケンで引っ張るだけ引っ張ってきたのに、急にメタノイドインセクターなる新顔が出てきたと思ったら、今度は軍神ガイラー登場。
本来ならこの人、『宇宙戦艦ヤマト』のデスラーに匹敵する存在のはずだったんだろうけれど、良い奴だか悪い奴だかもハッキリしないまま、いつの日か再び相見えん、と退場してしまいました。おいおい……。

おいおい、といえばオキ・シンマとホンゴウ・ユキのお二人さん。
『宇宙戦艦ヤマト』で言えば当然古代進と森雪のポジション、本当は主人公だったんだろうけれど、これまでのストーリー展開では接点なし。
ところがオキが第一艦橋勤務になると、急に痴話喧嘩を始めてしまうのはいくらなんでも唐突すぎませんかねえ? それにオキの過去話もほったらかしのまんまです。

過去話といえば、イグァは"主役回”と呼ぶべきエピソードがありましたけれど、ダイチとかユキも断片だけ見せて終わりでしたっけ。
ムーア副長も何やらワケありだったし、ビャクセツにも何かありそうだし、オズマ艦長もチラっとは描かれたものの、無責任にほったらかしです。半年なり一年なり、腰を据えてTVシリーズとしてじっくりと見せて行こうと思っていたのでしょうけれども。

で、最後はいきなり大ヤマト零号とマホロバが合体!
大ヤマト砲とマイナス時空砲、プラスとマイナスが一つになって、究極の大銀河砲発射!
…って、何ですかそれ?
で、これが凄い威力で、壊滅寸前とか言ってたはずのA銀河は大勝利。
毎回毎回「この銀河はどうなっちゃうの〜?」とか「もうダメだ、おしまいだ〜!」と騒いでいたお兄さんも「バンザーイ!」。
強大な敵は、あっという間に見かけ倒しの小悪党に。それでいいのか?この世界は。

そういえば『新宇宙戦艦ヤマト』のラストの方でもヤマト(グレートヤマト)とまほろばが並んで回帰時空砲とやらをぶっ放してましたっけねえ。

VOL.3までは良く言えばじっくり、悪く言えばダラダラしたテンポだったこの作品ですが、VOL.4、VOL.5と慌ただしい駈け足の展開で、起承転結の「起」のあとに無理矢理「結」をくっつけたのが見え見えです。
いや、オキは単身旅立ってしまうし、大ヤマト零号とガイラーの決着もまだですから、してみると「起」と「承」だけで「転」も「結」もないのかもしれません。打ち切りとはいえ、これではあんまりです。

ところが最近発売された原作者公認のオフィシャルノベル『GALAXY EXPRESS 999/ULTIMATE JOURNEY』にも大ヤマト零号が登場するのですが、こちらは装甲をパージすると中から超時空戦艦まほろばが出現!というシーンが存在します。そちらには別に宇宙戦艦ヤマト(グレートヤマト)が登場するからなのかも知れませんが、これはもう少し考えて欲しかったところですね。設定があまりにもゴチャゴチャすぎます。
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VOL.3まで発売され、VOL.4の発売告知もされたものの音沙汰なし。
投稿日 : 2013/09/07(Sat) 10:42
投稿者 Excalibur
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『YAMATO2520』も3巻で打ち切られたことがふと頭を過ったりもしたが、忘れた頃にVOL.5までを収録したBOXがリリースされた。

ところがこのBOX、タイトルが何故か『大ヤマト零号』ではなく『大YAMATO零号』表記。
また収録されているVOL.1〜VOL.3はオープニングとエンディングの映像が差し替えられ、スタッフのクレジットも変更され(全話共通のフォーマット)、更に短縮再編集が施されている。
製作会社が解散したり、権利関係の移転が原因かと思われるが、どうも釈然としない。また発売開始時は全10巻とアナウンスされていたが、VOL.5で打ち止めなのである。

ただこれに関しては当初から危ぶんでいたので、「なぜ?」というよりも「やはり」という気持ちの方が強い。
最初のトピでも触れているが、そもそもこの作品、製作途中で没になったTVシリーズ『大銀河』を(30分番組2話分を1巻として)再編集してOVAとして売り出したもの。7話か8話まで製作が進んだ段階で製作がストップしたと聞いているので、VOL.3まではストックがあったものの、それ以降は新規で製作せざるを得なかったのだ。
それを考えれば、曲がりなりにもお話を終わらせようという努力をしたスタッフを褒めてあげるべきなのかも知れない。

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Re: 「大ヤマト零号」
投稿日 : 2010/11/03 17:38
投稿者 久保田r
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 タイトルの読み方は「だいやまとぜろごう」。簡単な説明としては、松本零士氏が「宇宙戦艦ヤマト」の新作を意識して作った作品…になるかと。著作権を巡る裁判の影響により、題名・企画・製作が二転三転するという経緯があり、通販限定販売や再編集版動画配信、そして一般販売という複雑な経路を辿って数回に渡って世にお披露目されている模様。

 さて。5話一気見。およそ3時間半。さすがにちょっと疲れましたが、思わせぶりな台詞や1つのシチュエーションを長々と引っ張って5話分にしているというのではなく、きちんと1話ずつ独立したシチュエーションが描かれてあり、且つ山場となるシーンがあってなかなかに気分を盛り上げて見ることのできる作品でした。作品の終わりもA(アー)銀河の敵を駆逐して地球へ帰るというところで区切りとなっているので、すっきり感があって良かったです。宙ぶらりんさが無い。これは評価が高いであります。(本当はストーリーがもっと続くものなのかも知れませんが、でも現時点ではここで終わっているので)

 5話を一気に鑑賞して気づいたことは、キャラクターの描写がことのほか良かったということ。大ヤマト零号のクルーだけでもかなりの数がいるのだけど、A銀河連合本部エンペラー五人集や7千艦隊、ティム艦隊、敵キャラ、過去のシーンで登場するキャラなどなど、たった5話とはいえかなりのキャラクターが登場し、それらのキャラクター皆に個性があって魅力的。キャラクターの顔つきや、性格といったものが個々に描写されてあるところが実に丁寧だと思うし、また、ストーリーと関連してキャラクターを掘り下げている点も良く、戦い(バーサス)をメインとした作品ながら、一人一人のキャラクターが生きていて見応えのある作品でありました。

 ビジュアルで気づいた点は、大ヤマト零号のフォルム。あの翼が最大の特徴となっているのだが、これがかっこいいかと問われると少々微妙なところ。また艦全体の大きさのイメージが掴み難く、翼を広げて飛んで行くくらいなのだからそれほど巨大なのではないのかな?と思いつつも、宇宙を走る列車を停めるステーションがあるくらいなのだから実は予想を遥かに超える大きさのよう。何しろエンペラー曰く”空洞の艦”らしく、これからも進化を続ける未完成の艦らしいであります。

 音楽については、正直なところ微妙。「ファイナルヤマト・斗い」のテーマがこの作品と似合っているかどうかというのは、私的には微妙なところで、主に若者のキャラクターの台詞回しが軽かったり、全体的にストーリーの展開が速いので、その中で急に重みを与えるかのように「ファイナルヤマト・斗い」のテーマが流れて来ると、作品全体の流れのバランスに変化が生じ、何となく違和感を覚えた次第。このテーマ以外の他のBGMに現代的なロック調のものがあったりするので、音楽の全体のバランスとしては、なんともどうにもむむむ…な感じ。
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Vol.3 「青嵐編」
投稿日 : 2004/06/28 21:42
投稿者 Excalibur
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聖帝ザリク率いる白亜帝艦が地球へ接近!動揺する大ヤマト零号の乗組員たち。地球を救うために引き返すべきか、それともA銀河全体のことを考え、このままメタノイドラッケンの追跡を続けるべきか。その時、地球の守りに就いたものとは・・・?!

この時地球防衛の任に就いたのは、大小様々のアナライザーもどきをウジャウジャ乗せた、ロボット艦で構成されたティム艦隊。これが完全にお笑い担当で、開き直れば楽しめないことはないものの、純粋なファンほど神経を逆撫でされたような気分を味わうかも。
対する白亜帝艦だが、結局は己を過信したザリク(「ちょこざいな!」が口癖らしい・・・)によって自滅するなど、見掛け倒しもいいところ。母なる惑星最大の危機!なんだろうけど、一向にその危機感が見る側に伝わってこないのはどうなんでしょ?。取って付けたように大騒ぎする大ヤマト零号のクルーたちも虚しいし、黙して語らずと言えば格好良いものの、相変らず何考えてんのかサッパリのオズマ艦長などなど、没個性なキャラたちが右往左往しているのは、シナリオそのものに問題ありそうだ。作品の設定はまだまだ明らかにされない部分が多すぎるし、ドラマも寸断されてばかり。もう少しストーリーを、というか感情の流れを大事にして欲しいもんである。

”本当の”地球の守りに就いたのは――ティム艦隊は所詮前座でした――<青の地球>(何それ?)から参戦した戦艦マホロバ!女性艦長ヒミコを頂くマホロバは、何故か大ヤマト零号そっくりで・・・って、一体どの作品とリンクさせるつもりなんだろうか。何だか好き勝手やってるなーという思いは強いが、問題は誰の好き勝手なのか、ってことなのかも知れない。
相変らず、「ファイナルヤマト・斗い」の音楽に乗せて宇宙を飛翔する大ヤマト零号の姿は、実に安心感があるんだけど――。
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Vol.2 「哨戒編」
投稿日 : 2004/05/10 22:54
投稿者 Excalibur
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A銀河の艦隊に次々と襲いかかる、超高速で移動する<影の艦隊>。大ヤマト零号は、この見えない敵にどう挑むのか?!
相変らず宇宙を翔ける姿に郷愁を感じさせてくれる大ヤマト零号。そのバックに流れるのは「ファイナルヤマト・斗い」のメロディーだし、その勇姿を見ているだけで全て許せる気分になってしまう・・・・・・
と言いたいところだが、そうもいかない。今回はイグァ・トシゾウを、過去話を絡めてメイン・フューチャーしているが、お話はなかなか進展しない。リリース予定を見るとこの物語は全10巻。このままではメインキャラクターを紹介し終わる前に、シリーズ自体が終わってしまいそうだ。というよりも元々一年間、52話を想定して作っていたということだし(現行のDVDフォーマットに換算すると26巻分)、本当に途中で切り上げるのかも。
また、あちらこちらから漏れ伝わるところによると、昨秋のTV放映予定を前に8話(DVD4巻分)程度作った段階で製作が中断してるのだとか。その後目出度く製作が再開されているのかどうかも気になる気になる・・・。
はたして大ヤマト零号は、無事に航海を終えられるのか? 『YAMATO2520』の二の舞にならなければいいけどね。
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「ヤマト度」
投稿日 : 2004/04/11 09:17
投稿者 Excalibur
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「ヤマト濃度」と言った方が良いでしょうか、『宇宙戦艦ヤマト』を『宇宙戦艦ヤマト』たらしめてる要素、『宇宙戦艦ヤマト』らしさを感じる部分のことですが、これは人それぞれ違っていると思います。自分にとってはやはり「西崎成分」とでもいうべき物が欠かせないようです。
この作品を『宇宙戦艦ヤマト』関連作品としてみた場合(どれだけスタッフが否定しようと事実は事実でしょうから)、残念ながら「ヤマト度」は”『YAMATO2520』>『大ヤマト零号』”ですね。それでも好きか嫌いかと問われると、(今のところは)好きだと答えます。何だかんだ言っても、やはり自分は『ヤマト』ファンだったんだな、と再認識した次第。
しかし劇中で乗組員にまで「翼がダサい」と言わせてる大ヤマト零号。一体何の伏線なのやら。卵の殻をむくように翼がとれ、中からオリジナルのヤマトが出てきたらスタッフを尊敬するんだけど(爆)。それに動いてるフォルムを見ると、ヤマト+エンタープライズって感じがしますね(え?しない?)。スタッフは『スター・トレック』意識してるようにも思えるんだけど、考えすぎかなぁ。
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Vol.1 「発進編」
投稿日 : 2004/04/10 22:03
投稿者 Excalibur
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通販のみだし値段は高いし、とさんざん悩みながらも第一巻を購入してしまいました。期待値が異様に低かったせいか、案外楽しめる出来になっております。
キャラクターがやたらに多い(しかも皆何らかのワケアリの過去を持っているらしい)のと、物語の背景設定や状況の説明がほとんどない(テロップの挿入の仕方にセンスが感じられないし、重厚なナレーションを入れるなど、もう少し補足が必要だったろう)ので、正直言って一度見ただけじゃワケワカランという感じなんですが(これは演出よりも脚本の問題でしょう)、『宇宙戦艦ヤマト』とも他の松本作品とも違う、いわばその中間とも言える雰囲気は決して嫌いじゃありません。CGを含めた作画レベルも悪くはなく、むしろ元々がTVアニメだったことを考えれば良くやっている部類だと思います。まるで『ガッチャマン』に出てくるような、敵側の合体メカモンスターが出てきたのには驚きましたがね。従来の松本作品なら考えられなかったでしょう。
気になる点としては音楽があります。後藤次利が主に担当しているようですが、これはさっぱりノレませんでした。連名でクレジットされている宮川泰には新曲がなく、「交響組曲新宇宙戦艦ヤマト」からの流用のみです。「移動性ブラックホールの驚異」がメタノイド側の音楽として流れるのと、「ファイナルヤマト・斗い」が大ヤマト零号自身のテーマとして再三使われています。流石に「元祖ヤマトのテーマ」は使われていませんが、僕のような『完結編』信奉者(?)にとって、このメロディーは第二の「ヤマトのテーマ」的存在。何と言われようと大ヤマト零号が、直系のヤマトの後継者だと感じさせてくれましたが、そうなると今度は権利関係はどうなっているの?と首を傾げたくはなりますが。
収録時間47分は短すぎず長すぎずというところですが、おそらくTVフォーマットの二話分を直結したからでしょう、真中部分に明かな切れ目があるのはご愛嬌。にしても、やはり¥6,800は高すぎるとしか思えません。全10巻完結予定とのことなので、総額で七万円近い出費は痛いです。そんなわけで今後購入を続けるかどうかは未定ですが、少なくても現段階では続きが見たいな、と思わせる内容になっていることが救いでしょうか。
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