比べてみよう。今オンエアされている胃腸薬のＣＭに登場する『ど根性ガエル』の主人公ヒロシと、３０年近く前のオリジナルのヒロシを。
新旧『９９９』の鉄郎（１７年間のブランク！）を比較してもいいし、或いは３０年以上前の『ゲゲゲの鬼太郎』と最近の『ドラゴンボール』だってかまわない。
普通なら感じるはずの違和感が、そこにはまるでない。
全く稀有な女優さんである。
勿論、芝居に対する表現力には差異が見受けられるが、これは歳月と共に女優として成長しているのだから当然のこと。
それでありながらも本質が全く変わっていないことに、大きな感動を覚えてしまうのだ。
これぞ、プロフェッショナル！

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　トーク番組「踊るさんま御殿」に出演されているのを見ました。
　トークには参加していらっしゃいませんでしたが、最初の紹介の時に、「いなかっぺ大将」の大ちゃんと、「ドラゴンボール」の孫悟空と、「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎の声を即興で演じていらっしゃって、それぞれどのキャラにも長年のブランクがあるにも関わらず、当時のキャラのままの声と演技を見せてくれました。
　とても素晴らかったです。役者とはかくあるべきという役者魂が、ごく普通のように野沢さんの身に纏っているように思いました。
　台詞が声となって野沢さんの口から出た瞬間、「私はこれで生きている」というオーラに包まれているように思いました。プロフェッショナル。まさに野沢さん為にあるような言葉だと思います。

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