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「AKINA EAST LIVE INDEX−XXIII The 8th Anniversary」 中森明菜
投稿日 : 2014/02/19(Wed) 14:51
投稿者 久保田r
参照先
2011年5月1日 ワーナーミュージック・ジャパン

□ Disc 1
(1)TATTOO
(2)DESIRE -情熱-
(3)Fin
(4)SOLITUDE
(5)BLONDE
(6)I MISSED "THE SHOCK"
(7)SAND BEIGE -砂漠へ-
(8)AL-MAUJ (アルマージ)
(9)ジプシー・クイーン
(10)TANGO NOIR
(11)ミ・アモーレ (Meu amor'e)

□ Disc 2
(1)スローモーション
(2)トワイライト -夕暮れ便り-
(3)セカンド・ラブ
(4)難破船
(5)飾りじゃないのよ涙は
(6)禁区
(7)少女A
(8)十戒 (1984)
(9)1/2の神話
(10)サザン・ウインド
(11)北ウイング
(12)Blue On Pink
(13)LIAR
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Re: 「AKINA EAST LIVE INDEX−XXIII The 8th Anniversary」 中森明菜
投稿日 : 2014/02/19(Wed) 14:53
投稿者 久保田r
参照先
 1989年4月29日・30日に「よみうりランドEAST」にて行ったライブを収録したアルバム。中森明菜さんにとって初めてのライブ・アルバム。今までに数度リリースされており、初回リリースはライブの行われた年の1989年11月17日。最新では24bitデジタルリマスタリングが施されたものが2011年5月1日にリリース。

 デビュー時からのヒット曲に絞っているため、ライブ盤でありながらまさにベスト盤的な内容。バンドの演奏と中森さんのボーカルのバランスが丁度良く、始めから終わりまで安定して聞くことのできる秀逸なライブ盤となっている。そしてこのライブ盤を最も素晴らしくしているのは、曲の構成。トップの(1)「TATOO」と(2)「DESIRE -情熱-」で勢いを掴み、(3)「Fin」〜(11)「ミ・アモーレ」までエキゾチックな曲で観客を魅了し、折り返しとなるDisc 2のトップでは(1)「スローモーション」〜(3)「セカンド・ラブ」にて懐かしくもあり原点ともなる曲を聞かせてくれ、中締めに(4)「難破船」を情感たっぷりと歌い、そのままシンガーソングライター括りで(5)「飾りじゃないのよ涙は」〜(11)「北ウイング」までを熱唱し、ラストには当時の新曲である(12)「Blue On Pink」と(13)「LIAR」にて締くくりという、何とも完璧とも言える隙のない構成。色々な人が作った詞と曲を”中森明菜”という歌手が一つにまとめあげている優れたベスト盤的ライブ・アルバムとなっている。

 構成が素晴らしいと繰り返し聞きたくなるもので、私はこのアルバムを一回聞き始めるといつもリピートして何時間でも聞いている。構成も然ることながら、中森さんの歌唱が取り分け素晴らしく、一曲ごとの世界観の表現にいつも引き込まれる。一曲およそ3分ほどの世界ではあるが、そこに込められている中森さんの歌唱にはきちんとその曲の世界観が表現されており、曲に合わせて歌う声の質を変え、声の強弱までもを抑制しているところが歌に対する細やかな気配りが感じられてとても良い。切なさや可愛らしさ、妖しさや艶っぽさといったものが伝わって来る。これぞ表現者。歌を通して表れる中森明菜さんのいくつもの顔を堪能できる。

 私は、初回リリースのものをテープで持っていてずっとそれを聞いて来た。通常のシングルを集めたベスト盤も持っているが、ベスト盤を聞くという意味に於いてもこちらのライブ・アルバムの方がアレンジがまとまっていて聞きやすくてずっと良い。聞き過ぎたせいかテープの再生に不安が出てきたため、最近になってようやく最新のリマスター盤を入手したが、実は初回版との音に差異に若干戸惑い気味。音がクリアーになった分、中森さんの歌唱がくっきりとしてより歌声のリアル感が増しているものの、雰囲気で伝わる全体の空気感までもすっきりとしてしまった感があり、ライブらしさが少し上品になってしまったような気がする。はっきりと音で聞こえないまでも”ざわ”とした空気感を内包していた初回盤の方がライブらしかったかなと感じている次第。しかしこれも聞き込んでいるうちに慣れてくるとは思うが…。
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