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「20 -TWENTY-」 及川光博
投稿日 : 2019/09/04(Wed) 16:14
投稿者 久保田r
参照先
2015年5月27日 ビクターエンタテインメント

□ DISC 1 「FUNK☆LOVE」
(1)Shinin' Star
(2)CRAZY A GO GO!! 〜FUNKY GOOD TIME!!〜
(3)Slave of you
(4)邪念オーバードライブ
(5)Lazy
(6)キミハキレイ
(7)イチャイチャしたい。
(8)今夜、桃色クラブで。
(9)Get Down To The Funk!!
(10)イケナイ関係
(11)三日月姫 <スペシャル>
(12)ファンキー☆ミュージック
(13)S.D.R.
(14)求めすぎてる? 僕。
(15)バラ色の人生

□ DISC 2 「MITSUHIROCK!!」
(1)悲しみロケット2号 <2015>
(2)この宇宙にあなたは一人しかいない。
(3)ミス・アバンチュール
(4)まるごとフルーツ <2015>
(5)愛憎 <2015>
(6)強烈ロマンス
(7)ペンフレンド
(8)前略、月の上から。
(9)死んでもいい '98
(10)メリーゴーラウンド
(11)GO AHEAD!!
(12)ベストフレンド
(13)サンクチュアリ
(14)モラリティー <完全版>
(15)ココロノヤミ <2015>

□ DISC 3 「LOVERS ONLY」
(1)Song for you <2015>
(2)キミノマニア
(3)フィアンセになりたい <2015>
(4)運命のひと
(5)君がまってる
(6)恋ノヒゲキ
(7)理想論 '99
(8)懺悔
(9)Blue Rose
(10)ラヴソング
(11)pillow talk
(12)君の中へ
(13)初愛
(14)タカラモノ
(15)Don't forget me

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Re: 「20 -TWENTY-」 及川光博
投稿日 : 2019/09/04(Wed) 16:19
投稿者 久保田r
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 1996年に「モラリティー」でアーティストデビューし、2015年に20周年を迎えたミッチーこと及川光博さんの3枚組ベストアルバム。収録曲は、15枚のオリジナルアルバムと19枚のシングルからファンクラブ会員により厳選された45曲。その内6曲は、ツアーバンドのTHE FANTASTIXと共に新しくセルフカバーしたもの。

 20年間の及川光博さんの音楽の歩みをたっぷりと味わえる充実のベスト盤。3枚組とはイコール及川光博さんの音楽の3本柱を指しており、ファンクとロックとラブソングの3つに分けることによって、20年間にも及ぶ楽曲の数々を整理された状態で聴くことのできるまさに心尽しのアルバム。

 この3本柱のうち、どのジャンルから入っても行き着く先には「アーティスト・及川光博」の独自の音楽であるのは間違いないところであるけれども、どのジャンルにも共通して根底にあるのは「音楽の楽しさ」が全面に出ているところで、その楽しさを体全体で味わえるのは、なんと言ってもファンク。DISC 1の「FUNK☆LOVE」と銘打った楽曲たちは、歌詞のユニークさとも相まってノリの良さに溢れている内容。特に(1)曲目の「Shinin' Star」は、入口として最適な楽曲となっていて一度聞いたら忘れられない最高にファンクな歌唱で、聴く者のハートを掴んで引き込む力を持っている。

 DISC 2の「MITSUHIROCK!!」は、文字通りロック・サウンドを満喫できる内容。ドラム、ベース、ギター、そして時にキーボードの音が及川光博さんのボーカルをしっかりとロックで固めている。「モラリティー」でデビューしていることから、アーティストとしての第一歩がロックチューンであったことは、とても興味深いところ。ここで振り返ってDISC 1のファンクナンバーを聞いてみると、楽曲によってはロックテイストなものもあり、ちょっとした音楽の違いを聴き分ける楽しみを膨らませてくれる。

 また、DISC 2の15曲の収録中、4曲が新収録となっており、私的には(4)「まるごとフルーツ <2015>」から(5)「愛憎 <2015>」への流れがとてもお気に入り。及川光博さんの色気たっぷりなボーカルもさることながら、あらケンさんのギターリフも色気があってとても格好いい。そして宗秀治さんと御供信弘さんの渋い色気のベースも魅力的。

 DISC 3は「LOVERS ONLY」と題してある通り、ラブソングのまとめ。バラードあり、陽気な曲あり、悲恋な曲もありといった多少バラエティに富んでる感はあるものの、どの曲も及川光博さんにしか書けないであろう独特の詞の世界となっているので、これにハマると恋愛に対する見方や価値観が変わるとまでは言わないが、恋愛感情の幅広さと奥行きに一味違った視点が生まれるのは確か。ただしやはりハマり過ぎには注意かも知れないと一言を添えつつも、人生に最高に甘い1ページを飾ってくれるような華やかな曲もあり、色々な角度から捉えたラブソングはやはり及川光博さんの音楽の3本柱の一つであることを実感できる内容。

 20年間蓄積された楽曲の中からのベスト盤であるので、当然デビュー時から2015年当時までの歌声が収録されており、歌唱の変遷も聴きどころの一つ。年齢と共に変化してゆく歌声は、及川光博さんの年輪を聞くよう。段々と深みと思いの丈を込めるような歌唱へと移り変わる様は、「アーティスト・及川光博」の歩みをも味わわせてくれる。
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