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「艶華 -Enka-」 中森明菜
投稿日 : 2008/06/13 16:44
投稿者 久保田r
参照先
2007年6月27日 UNIVERSAL SIGMA(P)(M)

(1)艶華I [Instrumental]
(2)天城越え
(3)無言坂
(4)氷雨
(5)みちづれ
(6)越冬つばめ
(7)艶華II [Instrumental]
(8)悲しい酒
(9)舟唄
(10)石狩挽歌
(11)矢切の渡し
(12)夜桜お七
(13)艶華III [Instrumental]
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Re: 「艶華 -Enka-」 中森明菜
投稿日 : 2008/06/13 16:44
投稿者 久保田r
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 精力的にカバーに取り組んできた中森明菜さんが演歌のカバーに取り組んだアルバム。有名曲をメインにラインナップ。歌手・中森明菜の新境地を窺わせている。

 中森明菜さんのボーカルは、歌詞と曲と彼女の情念が合致した時、見事なまでに歌に命を吹き込むので、演歌のカバー・アルバムは、まさに彼女のそんな一面がクローズ・アップされているのではないかと思い、期待を込めて聞いてみた。そして聞いてすぐの感想は、思っていたのとちょっと違うかな…というちょっとした戸惑いだった。

 既に何枚か出ているカバー・アルバムを聞いていると、中森明菜さんのカバーに対するスタンスを承知した上で聞くことが出来たのだろうが、このアルバムのみを単発で聞くと、想像とちょっと違う…という感触を受ける。それは、演歌は、こぶしが効いて迫力のあるものという刷り込みがあるからで、そういう歌唱を想像しているとちょっとした違和感を覚える。そのうえ、演歌は、歌手ごとに曲の世界観が際立っているので、大ヒットした曲になればなるほどオリジナルの印象が強く、そういった演歌を一人の歌手が一枚のアルバムにまとめるというのは、よほどハードルの高い挑戦なのだな…ということがこのアルバムを聞いて分かった。

 このカバーアルバムを一言で表すと、おとなしめにまとめたという印象。アルバムのトータルなバランスを出すためか、一曲ごとの個性を表に出すようなアレンジにはなっておらず、控えめなアレンジで中森明菜さんの歌唱を軸にまとめている。単純なカバーには留まっていないということだが、演歌の歌唱を期待している人には物足りなさを感じるかも知れない。しかしこのアルバムは、中森明菜さんでなくては実現しにくい試みであったことは確かだと思う。
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