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「がんばれ!宇宙の戦士」
投稿日 : 2002/01/01 00:05
投稿者 梶原正義
参照先
作詩:八手三郎/作曲:小林亜星/編曲:武市昌久

『宇宙大帝ゴッドシグマ』の主題歌OPで、そろそろ題名にアニメの主人公やタイトルが入らなくなってきた(EDはかおりくみこさんによる「レッド・ブルー・イエロー」)。
小林亜星&武市昌久というこの時期のロボットアニメの主題歌を担当した黄金コンビによる作品である(他には『ゴライオン』など)。
さすがに小林亜星氏だけあって、メジャーをメインにしたメロディラインで、泣きも小細工も一切なしの直球勝負である。
サビの部分のメロディと印象的なブレークとハンドクラッピングは秀逸で、ここだけは一度聴いたら嫌でも覚えてしまうほどだ。
この手拍子は小林亜星氏のアイデアなのだろうか武市昌久氏のアイデアなのだろうか?とにかく独創的でキャッチーだ。
武市昌久氏のアレンジで言えば、この時代の特徴であるピコピコとしたテクノ風ディスコサウンドだ。「ズンドコズンドコ」というやや単調なリズムながらもノリはよい。しかし、イントロの旋律やアレンジはまるでCNNか何処かのニュース番組でも始まったかのようだ。1番が終わった後の間奏としても使われるが、歌と歌をつないでいるというよりはリセットしているかのような感じで印象的といえば印象的だが・・・。全体的にアレンジが派手でしかもバランス的に常にしゃしゃり出ている感じで、ボーカルと相殺しかねない。
時代を感じるエフェクトをかけたようなボーカルの重ね方もそれ自体は悪くないけど、その分ソロが浮いてしまうような気もする。
最近のニュース番組やCM、そしてJ-POPもこの手の音の洪水だ。時代は繰返すのか?
我等がささきいさお氏もこの直球勝負のメロディを真芯で打ち返すように、真っ正面から対峙してリズムにノリながら楽しそうに元気いっぱい歌い上げている。
しかし、ささき氏の艶のある低音と実直な歌い方はこうした単調なピコピコサウンドには似合わないなぁ。もっと歌というかアレンジに表情がないと、あのタメとコブシでロマンを表現する”いさお節”が活きて来ない。
勿論、この曲が佐々木功氏の代表曲の一つであることは間違いないし、合格点以上の出来なのであるが、やはり以前の120点の曲を聴いてしまうとつい採点が辛くなる。カラオケでは歌いやすいし、みんなで盛り上がれるからそれはそれでエバーグリーンな曲であるといえると思う。
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