この夏はＴＶやラジオ、店内でかかっている有線放送等々で、耳にしない日はなかったといっても過言じゃないくらい、繰り返し繰り返し流れていましたね。
作詞は監督の宮崎吾朗本人で、作曲は谷山浩子。そして歌っているのは無名の新人歌手の手嶌葵でしたが、一夏で彼女もすっかりメジャーな存在になってしまいました。良かったのか悪かったのか、それは神のみぞ知るといったところですが。

で、映画を観た人は知ってると思いますけれど、この曲、『ゲド戦記』の主題歌なのかと思いきや、実は主題歌は別にあって（「時の歌」という曲で、やはり手嶌葵が歌っています）、こちらは挿入歌扱いです。但し、繰り返し繰り返し聴かされていたためか耳に残る印象的なフレーズも幾つかありますので、実質的な主題歌と言っても良いでしょうね。
ただ、映画本編からはかなり浮いてます。使われ方も随分唐突ですし、挿入歌としては失格ですね。まぁ本編そのものの出来もアレなもんですから仕方ない部分もありますが、結局は映画や関連媒体のＣＭソングという位置付けが妥当なところでしょうか。

編集