長野博が主演だからこそのＶ６の担当だろうが、アイドルとウルトラマンが幸福な調和を遂げるとは思えなかったし、ウルトラシリーズの主題歌としてこの手の曲が相応しいかどうか、という以前に迷惑に感じていたのが正直なところだった。
ところが回を重ねていくうちに、当初は流行歌の歌詞としか思えなかったものが、段々と作品内容とシンクロしていくのが感じられた時に新たな可能性が開けてきたように思う。
また、この曲には２コーラス後にストリングスが流れるパートがある（アレンジは萩田光雄！）。この部分に惚れこんだ脚本家・小中和哉が、その使用を前提として第５０話を書き上げ、効果的に使われたことによってこの曲は名実ともに『ウルトラマンティガ』の主題歌となったのである。

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