「愛よその日まで」 (『ヤマトよ永遠に』)
投稿日 | : 2007/09/30 21:14 |
投稿者 | : Excalibur |
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最初に聴いたのは映画公開の2ヶ月近く前に放送された、ニッポン放送「オールナイトニッポン」特番でのことだったと思う。
公開に先駆けて4時間の生ドラマでストーリーを紹介するのがメインだったが、番組中で放送されたのは「未来の地球」だと称する敵母星に残ったサーシャ(真田澪)がヤマトを見送るシーンまで。その前の『さらば宇宙戦艦ヤマト』が暗い終わり方をしていただけに、今度の作品も重たくなるのだろうかとヤキモキさせられたが、この歌がラストに流れると聞かされて安心した覚えがある。
歌っているのは、作曲も担当した布施明。『さらば』の時の沢田研二ほど話題にはならなかったが、続けてのビッグ・ネームの起用はアニメ界的には大ニュース。個人的にジュリーが嫌いだった自分も、この起用には諸手を挙げての賛成だった。楽曲も覚えやすく温かみのある、希望を感じさせるものになっている。
しかし映画での使い方は些か中途半端で、大団円で使われるものの、その後のエンド・クレジットでは「新銀河誕生」が壮大に流れてしまうためにエンディング・テーマとしての印象は薄い。何となく無理矢理歌を入れるシーンを作りましたという感じがするのは自分だけだろうか。
権利関係の問題から、コロムビアから『ヤマト』のヒット曲集を出す際には ささきいさお がカヴァー。
しかしキーが合わず、声がひっくり返ってしまっているのはお気の毒。もう少し考えてあげれば良いものを・・・。