「平成仮面ライダーシリーズ10周年 秋の陣」として「仮面ライダー ディケイド」の後に2009年9月より1年間放送された「仮面ライダーW（ダブル）」の主題歌。歌っているのは、メインヴォーカルの上木彩矢さんと、ギタリストのTAKUYAさん。TAKUYAさんは、元JUDY AND MARYのメンバー。歌詞は、「仮面ライダー」シリーズではおなじみの藤林聖子さん。作曲は、こちらも「仮面ライダー」シリーズの音楽ではおなじみの鳴瀬シュウヘイさん。編曲は、TAKUYAさんと鳴瀬シュウヘイさんの二人によるもの。

　この主題歌は、最初に聞いた瞬間にビビッ！と感じてカッコイイ！と、一目惚れならぬ一聴惚れした。作品世界を想起させる巧みかつセンスのいい言葉で埋め尽くされている詞は流石であるし、何よりも音の響きがクールかつスピーディーでリズム感に溢れていてたまらない。疾走感のあるメロディーに絡むギターサウンドとラップが痺れるほどにかっこよく、都会的なフォルムのW（ダブル）のスタイルともぴったりと合っていて実にかっこいい主題歌となっている。上木彩矢さんの綺麗な発音のヴォーカルもお見事。ご本人も綺麗な人であるけれど、歌い方も綺麗なうえにパワフル。印象に残るヴォーカルを披露している。

　劇場作品「仮面ライダー W（ダブル）／FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」では、終盤のクライマックスにこの主題歌が流れ、ストーリーを一気に盛り上げている。必殺技を決める W（ダブル）と歌とが見事に合致し、インパクトのある映像となっていて、私的にお気に入りのシーン。

　PVでは、 W（ダブル）と、 W（ダブル）に変身する左翔太郎とフィリップ、そして鳴瀬亜樹子が出演。探偵事務所の地下ガレージでライブ演奏をしている内容となっており、左翔太郎とフィリップと亜樹子は、上からライブに参戦して踊っているというもの。中盤で、 W（ダブル）に変身しようとするものの、変身するのは上木彩矢 w TAKUYAの二人。次々とかっこいい衣装に着替える二人が見所。

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