２４話から２６話の間で（２５話は総集編）一挙に三年の時間経過をおき、キャラクターデザインも一新したことで驚かされた『蒼き流星ＳＰＴレイズナー』だが、それよりも驚いたのは２６話からのエンディング・テーマとなったこの曲のインパクトである。
先ずは２６話の劇中、エイジとアンナの再会シーンに先行して使用されたのだが、「抱きしめて／きのうより／愛したい／人がいる」というフレーズにはドキリとさせられた。
林哲司の泣かせのメロディーと、それを盛りたてる川村栄二のアレンジは、短縮版となっているテレビサイズでは物足りず、是非フルコーラス版を聴いて欲しいものである。


作詞：秋元康／作曲：林哲司／編曲：川村栄二／歌：富沢聖子
『蒼き流星ＳＰＴレイズナー』（1985)

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ゆったりとした展開、ドロドロとした人間関係・・・。
リアルといえばリアルなのだが、それゆえにどうしても感情移入しきれなかった『レイズナー』にノレるようになったのは、この曲が使われ始めた後半になってから・・・。
ストーリー展開がストレートになりアクション要素も増えたからだが、やはりこのメロディー、この歌詞のインパクトは大きかったようだ。
純粋なラブソングでありながらも微妙に作品内容にマッチしているあたりも、作品との乖離が感じられる前曲『５分だけのわがまま』の違和感を拭い去ってくれていて嬉しいところだ。

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