トップページ > 記事閲覧 
「秘密戦隊ゴレンジャー」
投稿日 : 2001/12/13 02:46
投稿者 梶原正義
参照先
作詩:八手三郎/作・編曲:渡辺宙明

タイトル通り、同名番組のEDで、意外にも初めての"こおろぎ'73"とのコラボレーション。
何と言っても「バンバラ・・・」というイントロは印象的であった。
曲は、今度はOPとがらりと変わって、珍しくロカビリー風・・・ピアノの音に始まり、暴れ太鼓のようなドラムソロ、ホーンセクションによるイントロにチキンピッキングのエレキギター・・・実はこれ、70年代のエルビス・プレスリーのライブのOPを飾る「シー・シー・ライダー」のイントロに酷似している。佐々木功氏 = 和製プレスリーというアイデアということなのか、因みに本家プレスリーは「J.D.サムナー&ザ・スタンプス」という男性4人組のゴスペル・コーラスを起用している。こおろぎ'73の起用もそんな発想からだろう(こおろぎ'73もカルテット)。
この辺は、OP以上に渡辺宙明氏"監督作品"という感じだ。遊びも含めた確固としたアイデアに従って、各パートが決定され操られるがごとく機能している。
そんな背景を持つであろう曲ゆえに、元ロカビリーシンガー佐々木功氏もずいぶん気持ちよく余裕をもって歌っているようだ。それ故に"こおろぎ'73"との相性もバッチリである。
大変失礼かもしれないが、低音の男性シンガーは大変魅力的である。しかし、同時にクセがあったり単調になったりしやすい。高音から低音まで音が階層的に散りばめられたシンフォニックな曲ならともかくロックのような編成が単純な曲では逆に音に色彩感が乏しくなってしまうこともままある(水木氏のようにテナーボイスで歌唱力でねじ伏せるタイプならまた違うが)。その意味でもささきいさお氏に男性コーラスのバックがつくと実に表情豊かになる。特にテナーに特徴があり、ポップなロックフィーリングもある"こおろぎ'73"はベスト・パートナーと考える。
ラストのメロディもリトルリチャード風の「ルシール」みたいで、オールドロックファンは思わずニヤリ。
なお、このEDもジャズ・アレンジで再録された。興味のある方はご一聴を^^
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -