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「宇宙鉄人キョーダイン」
投稿日 : 2001/12/16 01:59
投稿者 梶原正義
参照先
「宇宙鉄人キョーダイン/キョーダインとは俺たちだ」

作詩:石ノ森章太郎(OP)・八手三郎(ED)/作・編曲:菊池俊輔

石ノ森章太郎氏原作で一度終了した「仮面ライダー」シリーズに替わるべく新機軸を持ち込んで作られたサイバロイドのキョーダインこと兄スカイゼルと弟グランゼルとダダ星のロボット軍団との戦いを描く特撮ヒーローものの主題歌。
例により佐々木/菊池の黄金コンビで、作品ともに当時は人気がありました(今となってはマイナーだが)。
OPは、菊池氏には珍しくイントロからしてアップテンポで底抜けに明るい"もろ"ラテン系の曲調だ。例によってブラス&ストリングス&パーカッションの必殺技だが。それにしてもこの底抜けな明るさは何であろうか?・・・それは、この曲がカリブ海はジャマイカの"スカ"のビートだからだ。スカといっても馴染みはないかもしれないが、英国のスカ・コアなんかはクラブ系でも有名だし、日本人にはザ・ビートルズの「オブラディ・オブラダ」がいち早くスカのリズムを取り入れたことで有名なので、そちらを想像して頂ければ早いでしょう。
OPもアニソンには珍しく、この軽快なスカのリズムで緩急なく一気にエンディングまで踊りまくります。そして、おぉぉぉっとぉぉぉ!ご丁寧に、「オブラディ・オブラダ」のメロディの一部もブラスが演奏しちゃう^^;。ぐわっはっはっはっはっはっ!
個人的には、むしろEDの方が当時からインパクトがありました。
今度は打って替わって、待ってましたの正統的マイナー調菊池節。しかし、同時にスピード感と力強さに溢れている。間違っても「ボクらは少年探偵団」ではない! OPもそうだが、今回も"こおろぎ'73"のバックアップを受けている。職人的だが同時に大変垢抜けた彼らのコーラスのおかげでどちらも大変スマートな作品に仕上がっている。何度も言う通り、こうしたカラフルな声の壁があると、佐々木氏のボーカルも大変気持ちよく流れるようだ。
佐々木氏もこおろぎも、楽しそうにマンボのように(死語)シャウトしている。
我々はこの歌で数字の桁を覚えた。そして、学校の先生は「億」の次の桁は「京(きょう)」ではなく「京(けい)」と読むのだとちゃんと訂正してくれました^^;。
億を越えて京=キョー大(キョーダイン)な力!という意味でわざと読み方を変えたらしいというのを知ったのは随分大人になってからだった^^;
なお、ゴレンジャーに続いてOPを原作者の石ノ森氏が作詩!先生の手による主題歌は少なくなく、この意味での才能にも脱帽(特撮三大ヒーローのうち2つも創作したのもスゴイが)である。
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